山田かがり

山田かがり：日本女子バスケットボール界の立役者

山田かがり（やまだ かがり）さんは、1972年6月4日生まれ、愛知県名古屋市出身の元バスケットボール選手です。フォワードとして、シャンソンVマジックと富士通レッドウェーブでプレーし、日本代表としてもアトランタオリンピックに出場するなど、輝かしい実績を残しました。

選手としての輝かしいキャリア

山田選手は、守山中学校時代からその才能を発揮し、174cmの長身と正確なシュートを武器に、チームを全中8連覇に導きました。名古屋短大付高（現桜花学園高）3年時には全日本に初選出され、世界選手権にも出場。早くからその実力を認められていました。

1991年にシャンソン化粧品に入社すると、フォワードとしてだけでなく、マルチプレイヤーとしても活躍。チームの黄金時代を支え、公式戦54連勝という記録にも貢献しました。1996年のアトランタオリンピックでは、フロアリーダーやベンチでのアドバイザーとしてチームを牽引し、1998年のバンコクアジア大会では金メダルを獲得しました。

2003年には富士通に移籍し、2004年のオールジャパン準優勝、Wリーグ第3位に貢献。シーズン後に現役を引退しましたが、その後もクラブチームに所属して国体優勝を経験するなど、バスケットボールへの情熱を持ち続けました。

コーチとしての新たな挑戦

現役引退後は、母校でコーチを務めた後、2008年4月より山形銀行のヘッドコーチに就任。同年度の全日本実業団バスケットボール競技大会・全日本社会人バスケットボール選手権大会・全日本実業団バスケットボール選手権大会でいずれも初優勝という3冠を達成しました。また、国体成年女子山形県チームの監督も務め、指導者としての才能も開花させました。

2011年からは、アイシン・エィ・ダブリュ ウィングスのアシスタントコーチに就任。加藤ヘッドコーチの休養後にはヘッドコーチとしてチームを指揮しました。2014年に李玉慈氏がヘッドコーチに就任したことに伴いコーチとなり、2015年に退団されました。

その他の情報

ポジション：フォワード
出身地：愛知県名古屋市
最終所属チーム：富士通レッドウェーブ
日本代表：1990年世界選手権、1996年アトランタ五輪、バンコクアジア大会

山田かがりさんは、選手として、そしてコーチとして、日本女子バスケットボール界に多大な貢献をされました。その功績は、今後も語り継がれていくことでしょう。

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