山田大樹 (内野手)

山田 大樹（やまだ ひろき）

山田大樹は、1997年10月4日に三重県鈴鹿市で生まれた元プロ野球選手で、ポジションは内野手です。彼は右投左打で、育成選手としてプロ野球界に足を踏み入れました。山田の父は日本人、母はタイ人という国際的な家庭に育ち、彼の多様なバックグラウンドが彼の野球人生にも影響を与えたと考えられます。

経歴

プロ入り前

山田は庄野小学校で小学校2年生から野球を始め、平田野中学校を経て菰野高等学校に進学します。高校1年の秋には4番打者を務め、2年の春からはエースとしても活躍しました。彼の高校時代には対外試合で通算30本塁打を記録し、注目の選手とされました。しかし、2年の夏には三重県大会決勝で敗れたため甲子園には届かず。3年の夏も初戦で敗れ、その後の怪我も重なり、衝撃的な結果を受けました。

2015年のNPB育成ドラフトで東北楽天ゴールデンイーグルスに育成2巡目で指名された彼は、支度金も年俸も低い条件でプロ入りしました。彼は当時、同じドラフトで指名された出口匠選手とチームメイトとなり、彼らの関係は特に話題にされました。

プロ入り後

プロ入り後の山田は2016年、イースタン・リーグでは試合出場がなく、育成選手としての厳しい状況を経験しました。2017年のシーズンでは21試合に出場し、通算57打席で打率は.115に留まりました。しかし、練習試合で満塁本塁打を放つなど、潜在能力を示す瞬間もありました。

2018年にはイースタン・リーグで63試合に出場し、最終的に4本塁打を放ちましたが、打率は.194にとどまり、三振数は安打数を上回りました。2019年も引き続き育成選手として活動し、イースタン・リーグ45試合に出場しましたが、打率が.202と低迷し、三振数が40を数える結果に終わりました。シーズン終了後、彼は戦力外通告を受けることとなります。

楽天退団後

楽天を退団後、山田は社会人軟式野球チームの三甲に所属しました。この道を選んだことで彼の野球人生は新たな展開を迎えています。

選手としての特徴

プロでの経験は少なかったものの、彼の高校時代は輝かしい成績を残しました。高校時代にはストレートで最速147km/hを計測し、投打両方での才能を持っていました。彼は、プロ野球で対戦してみたい投手として菰野高校の先輩である西勇輝選手を挙げており、彼の成長を支えた監督からも高く評価されていました。

趣味は散歩とのことで、選手としてだけでなく、一人の人間としての山田を垣間見ることができるエピソードです。

詳細情報

• - 年度別打撃成績 : 一軍公式戦出場なし
• - 背番号 : 127 （2016年 - 2019年）
• - 登場曲 : 「全力REAL LIFE」Little Glee Monster （2016年 - ）

脚注

このように、山田大樹選手の経歴や彼の持つ魅力について詳しく見てきました。プロとしての厳しい道のりを経て、今後の彼の活躍に期待が寄せられます。

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