山田昇 (実業家)

山田昇：ヤマダホールディングス創業者

山田昇（やまだ のぼる）は、1943年2月11日生まれの実業家であり、株式会社ヤマダホールディングス（旧ヤマダ電機）の創業者として知られています。宮崎県宮崎郡佐土原町（現：宮崎市）出身。

経歴

山田昇は、1966年に日本ビクター（現：JVCケンウッド）に入社。その後、1973年に群馬県前橋市で個人経営の家電店「ヤマダ電化センター」を創業しました。これがヤマダ電機の始まりです。1983年には株式会社ヤマダ電機を設立し、代表取締役に就任。家電量販店としての地位を確立していきます。

2000年には東京証券取引所市場第一部へ上場を果たし、2008年には代表取締役会長兼代表執行役員CEOに就任。2013年には一旦、代表取締役社長兼代表執行役員CEOとして経営の第一線に復帰しましたが、2016年4月1日には会長兼取締役会議長に退いています。

経営者として

山田昇は、その経営手腕において、時に大胆な決断を下すことでも知られています。2013年には、上場以来初めて2期連続の減収減益となったことを受け、取締役全員の役職を引き下げるという異例の措置を講じ、自ら社長に復帰しました。また、後継者と目されていた長男の山田傑氏を取締役から退任させるなど、経営のためには身内であっても厳しく対処する姿勢を示しています。

家族

長男の山田傑氏はかつてヤマダ電機の取締役を務めていましたが、2016年に退任。長女の山田直美氏はヤマダ電機の元社長室長でしたが、故人となっています。

ヤマダ電機について

ヤマダ電機は、家電量販店として日本全国に店舗を展開し、業界をリードする存在です。多様な商品を取り扱い、ポイントサービスや独自の戦略によって顧客の支持を得ています。近年では、家電製品の販売に留まらず、住宅関連事業やリフォーム事業など、新たな分野への進出も積極的に進めています。

テレビ出演

山田昇は、テレビ東京の経済番組「日経スペシャル カンブリア宮殿」にヤマダ電機会長として出演し、その経営戦略や企業文化について語りました。

「家電量販No1！ヤマダ電機強さの秘密」（2008年9月29日、テレビ東京）
「ヤマダ電機に見る、ニッポン流通の未来図」（2008年10月6日、テレビ東京）

まとめ

山田昇は、一代でヤマダ電機を日本有数の家電量販店に育て上げた傑出した経営者です。常に変化を恐れず、新たな挑戦を続けるその姿勢は、多くの企業経営者やビジネスパーソンにとって参考になるでしょう。

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