山田軍団 黒虎

山田軍団 黒虎(やまだぐんだん くろとら)



概要



山田軍団 黒虎は、TBSの人気番組『SASUKE』で、ミスターSASUKEこと山田勝己が団長を務め、若手選手の育成を目的として結成された特別なチームです。2012年の第28回大会でSASUKEを引退した山田は、翌年、自身を慕う若手選手たちと共に「完全制覇」を目指すべく、このチームを立ち上げました。

山田は、黒虎の運営において「コーチ」ではなく「師匠」として、精神面と技術面の両面から選手を鍛え上げる指導方針を掲げています。チーム名の「黒虎」は、山田がかつて「浪速のブラックタイガー」と呼ばれていたことに由来しており、彼自身が長年温めていた名前です。

結成当初は苦戦が続きましたが、第34回大会では初の複数メンバーが1stステージを突破、小畑仁志が3rdステージに進出するなど、着実に力をつけていきました。その後もメンバーの入れ替わりや脱退を経験しながらも、常に進化を続けています。

歴史



2013年: 山田軍団「黒虎」結成。初出場となった第29回大会では、軍団員全員が1stステージでリタイアという厳しい結果に終わりました。
2014年: 第30回記念大会で、山本浩茂が黒虎初の1stステージクリアを達成しました。
2016年: 小畑仁志が入団。第32回大会では、選考会を1位で通過した小畑を含むメンバー全員が1stステージでリタイアという結果に終わりました。
2017年: 第33回大会に山田勝己が招待選手として復帰。第34回大会で、小畑が黒虎初の3rdステージ進出を果たしました。
2018年: 伊佐嘉矩が入団。第36回大会で初出場を果たすも、ローリングヒルでリタイア。
2019年: 山本良幸が初出場で1stステージをクリア。伊佐も初めて1stをクリアし、2人揃って3rdステージに進出しました。
2020年: 山田が電撃復帰。山本と伊佐が2大会連続で3rdステージに進出しました。
2021年: 伊佐が黒虎を脱退し、「アッコ軍団」へ移籍。7月には新メンバーオーディションが開催され、宇賀田恒、髙須賀隼、橋本拓実、坪田明の4名に加え、育成枠としてデルモッテ・アルノーと中島結太が加入。第39回大会では、河内総一郎が選考会を勝ち抜き初出場を果たし、山田は「生涯現役」を宣言しました。
2022年: 山本良幸が黒虎初のファイナリストとなりました。髙須賀隼も第40回大会で本戦初出場を果たし、2ndステージまで進出しました。
2024年: 山田と山本良幸が『SASUKEワールドカップ2024』のチームメンバーに選出されました。山本はチームJAPAN Red、山田はチームJAPAN Legendとして出場。

現メンバー



山田勝己(出場31回・ミスターSASUKE):黒虎の創立者であり、親方。第39回大会で「生涯現役」を宣言。
山本浩茂(出場7回・ゲームセンター従業員):初期メンバーであり、黒虎初の1stステージクリア者。7大会連続出場。
北風好健:黒虎の番頭として、長年チームをサポート。
河内総一郎(出場1回・ブレーキ製造会社勤務):愛知県から毎週山田宅に通い、トレーニングを積んでいる。
山本良幸(出場5回・支援学校保健体育教師):黒虎初のファイナリスト。1st・2ndステージは無敗。
坪田明(消防士):2021年の新メンバー選考会に合格。
橋本拓実(コスモ石油オペレーター→メンズヨガインストラクター):2021年の新メンバー選考会に合格。
高須賀隼(出場2回・水泳指導員):2021年の新メンバー選考会に合格。第40回大会で本戦初出場、2ndステージまで進出。
宇賀田恒(医療機器販売 営業):入団前から山田宅で特訓を重ね、淡路島に自作セットも作っていた。
デルモッテ・アルノー(自動運転AI研究者):ベルギー出身。選考会で優れた身体能力を発揮し、育成枠で加入。
中島結太(出場2回・高校1年生):2022年の第40回大会に黒虎とは別枠で初出場。2023年の第41回大会では1stステージをクリア。

元メンバー



渡辺陽介(出場4回):初期メンバーの一人。
岡田知磨(出場1回):初期メンバーの一人。
水川圭史(出場1回):初期メンバーの一人。
松原慎治(出場3回): 第30回大会で初出場。第32回まで3大会連続で出場。
小畑仁志(出場4回): 黒虎初の3rd進出者。第34回大会で3rdに進出。
前田瑞貴(出場1回): 第36回大会で伊佐と共に初出場。
伊佐嘉矩(出場5回):第36回大会で初出場。黒虎脱退後にアッコ軍団へ移籍。

戦歴



第29回大会



軍団結成後初の大会で、メンバー全員が1stステージでリタイア。衝撃的な結果となりました。

第30回大会



山本浩茂が黒虎初の1stステージクリアを達成。山田も軍団として参加。

第31回大会



山本が2大会連続で1stステージをクリアするも、3rdステージには進めず。

第32回大会



小畑が初出場するも、軍団員全員が1stステージでリタイア。

第33回大会



山田が招待選手として復帰するも、軍団員含め全員が1stステージでリタイア。

第34回大会



山本と小畑が1stステージをクリア。小畑が黒虎初の3rdステージ進出。

第35回大会



山本と小畑が1stステージでリタイア。山本と小畑は今大会を最後に黒虎を退団。

第36回大会



前田と伊佐が初出場するも、1stステージで全滅。

第37回大会



山本良幸が初出場で1stステージをクリア。伊佐も1stステージをクリアし、出場メンバー全員が1stステージをクリア。2人が3rdステージに進出。

第38回大会



山本と伊佐が1st、2ndステージをクリアするも、3rdステージでリタイア。山田が電撃復帰。

第39回大会



伊佐が脱退し、山本良幸と河内総一郎が出場。山本が1stステージを最速タイムでクリアするも、新エリアでリタイア。

第40回大会



山本良幸と高須賀隼が出場。山本が黒虎初のファイナリストとなる。

第41回大会



山本良幸と中島結太がシードで出場。高須賀隼が選考会を勝ち上がり出場。中島が中学生で1stステージをクリア。

第42回大会



山本良幸がシードで出場。中島結太と高須賀隼が選考会を勝ち上がり出場。山本・高須賀・中島の3人が3rd進出。


脚注



注釈



本記事は、山田軍団 黒虎の公式情報や関連報道に基づき作成しています。
メンバーの所属や戦績は、記事公開時点での情報です。

動画



YouTubeなどの動画サイトで「山田軍団 黒虎」を検索すると、過去の大会での活躍の様子を視聴できます。

出典



SASUKE公式ウェブサイト
SASUKE関連番組
各種メディアの報道

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