山県市立高富中学校

山県市立高富中学校について

岐阜県山県市にある山県市立高富中学校（やまがたしりつ たかとみちゅうがっこう）は、公立中学校として地域に根ざした教育を提供する機関です。通称は高中（たかちゅう）やTAKATOMI J.H.S.と呼ばれています。この学校は、生徒が主体となって学校づくりに参加することを促す「高富中学校生徒会憲章」が制定されており、これは2005年に生徒会によって作成されたものです。

教育目標と校歌

高富中学校では、生徒会憲章を通じて生徒一人ひとりが卒業後に社会で活躍できるような心構えを育むことを目指しています。また、校歌は3番まで存在しますが、これまでは2番を省略して歌う慣例がありました。しかし、2023年度からは再び2番も歌われるようになりました。

生徒会・委員会組織

生徒会は年に2回、役員を選出します。前期役員は3月、後期役員は9月に決まります。役員選出後には、前後期の役員が協力して学校運営にあたるスタイルを取っています。また、各クラスでは前期と後期それぞれの委員会や係会のメンバーが選定され、クラス活動を円滑に進めています。

部活動の活動と連携

高富中学校の部活動は活動時間が多様で、朝練（放課前の自主練習）のほか、火曜日と金曜日の放課後、また週末にはたかとみスポーツクラブ（TSC）との連携による指導が行われます。運動系は中学校のグラウンドや体育館、文化系は特別教室で活動を展開しており、生徒たちは多彩な部活動の中で個々の才能を伸ばしています。

校舎の概要

新しい校舎は2005年に完成し、生徒は翌月から移転しました。ここには22億円が投入されており、教室棟、管理棟、給食棟の3つに分かれています。教室棟は4階建てで、学ぶ環境が整っています。管理棟には職員室や特別教室が設けられており、給食棟の屋上はテラスとして利用されるなど、休憩時間も快適に過ごすことができます。

歴史と沿革

高富中学校は1971年に高富中学校と大桜中学校が統合して新設された学校です。1947年に高富町・富岡村・梅原村の組合立学校として開校し、数度の校舎の改築や増築を経て、現在の姿に至ります。多くの生徒が高富小学校などから進学するため、地域との結びつきが強いことも特徴です。

学校行事や地域活動

毎年行われる山県市ふるさと栗まつりでは、多くの生徒が運営のボランティアとして参加し、地域貢献にも力を入れています。また、校内の図書室は22,000冊を超える蔵書を誇り、岐阜地区の学校図書館教育最優秀賞を受賞した実績もございます。

このように、山県市立高富中学校は多彩な活動を展開し、生徒たちの成長を支援する教育機関として地域に深く根ざしています。

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