山西道広

山西 道広（やまにし みちひろ）

基本情報

山西道広は、日本の元俳優で1948年3月7日生まれ、兵庫県出身です。彼は日本大学を卒業後、1972年に文学座研究所に入所し、演技の道を歩み始めました。その後、六月劇場やセントラル・アーツに所属し、映画やテレビドラマで数多くの作品に出演しました。

初期のキャリア

道広の俳優としてのキャリアは、1973年に放送された刑事ドラマ『太陽にほえろ！』のゲスト出演から始まりました。この作品で彼は松田優作と出会い、以降彼の盟友として多くの作品に出演します。特に松田の主演作には道広が助演として出演することが多く、彼の俳優としての成長に大きく寄与しました。

1979年には『探偵物語』で松本刑事役をレギュラーとして演じることになり、役作りにあたっては現場のノリでセリフを決めていくなど、自由な演技スタイルが話題となりました。

主な出演作品

道広は代表作『あぶない刑事』シリーズにおける吉井刑事役で特に知られています。1986年から1996年にかけてシリーズが続き、彼の演技は多くの視聴者に愛されました。このシリーズでは、妻子持ちという設定の役作りを行い、リアルな人物像を追求しました。

また、俳優業と平行して、飲食店「クヨクヨハウス」を経営していた時期もあり、2016年に映画『さらば あぶない刑事』で一時的に俳優復帰を果たしました。

プライベート

道広は俳優業を引退後も、神奈川県の葉山町で飲食店を経営していましたが、2014年には閉店しました。彼の店は漫画家の福谷たかしの作品にも登場し、地元でも知られる存在でした。

最後に

山西道広の俳優としてのキャリアは豊かなものであり、日本のエンターテインメント界で重要な役割を果たしてきました。彼の多様な演技スタイルと、そのバックグラウンドにある人間味あふれるキャラクターは、今でも多くの人々に記憶されています。現在、彼は静かな生活を送りながら、その魅力的なキャリアを振り返っていることでしょう。

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