山賀敦之

山賀 敦之

1974年10月30日に埼玉県で生まれた山賀 敦之（やまが あつし）は、日本の元ラグビーユニオン選手であり、現在はジャパンラグビーリーグワンに所属する狭山セコムラガッツでチームスタッフとして活動しています。

グラウンド上では主にプロップ（PR）のポジションを務めました。プロップはスクラム最前線で相手と組み合う、まさにチームの土台を支える重要な役割を担います。身長172cm、体重104kgというどっしりとした体格は、このポジションで求められるパワーと安定感を示しています。愛称は「あつしさん」として多くの関係者やファンに親しまれました。

彼のラグビーキャリアは、高校時代に始まりました。1993年に埼玉県立朝霞西高等学校を卒業後、ラグビー強豪校の一つである帝京大学に進学し、競技者としての基礎を築きました。大学での4年間を経て、1997年にはセコムに入社し、社会人ラグビー選手としての道を歩み始めます。

セコム（現 狭山セコムラガッツ）の選手として活躍する中で、その実力は高く評価され、関東代表や日本A代表のメンバーにも選出されました。これは、当時の日本のトップレベルでの彼の存在感を示す実績と言えるでしょう。

選手時代には、真剣勝負のピッチでの姿とは別に、ラグビー専門誌の選手名鑑で披露したユニークな「変顔」が話題を集めたこともありました。こうした一面は、彼のプレーヤーとしての真剣さだけでなく、明るく親しみやすいキャラクターも持ち合わせていたことを物語っています。

選手生活を送りながら、私生活では2012年に結婚。そして、2015年に長きにわたる現役生活にピリオドを打ちました。引退後はすぐに、長年所属したセコムラガッツの総監督に就任し、チームのマネジメントや後進の指導に携わることになります。

現在はチーム名が狭山セコムラガッツと改称され、ジャパンラグビーリーグワンに参戦するチームにおいて、チームスタッフとして引き続きチームを支えています。選手として培った経験と知識を活かし、グラウンド内外からチームの発展に貢献しています。

山賀敦之は、選手としてスクラム最前線で体を張り、代表としても活躍しただけでなく、引退後も指導者・スタッフとしてチームに貢献し続けている、ラグビー界における多才な人物と言えるでしょう。彼のキャリアは、一貫して所属チームへの貢献と、日本のラグビー界への情熱に彩られています。

彼のこれまでの足跡や活動については、関連する情報源を通じてより深く知ることができます。

関連項目

埼玉県出身の人物一覧
埼玉県立朝霞西高等学校
帝京大学ラグビー部
狭山セコムラガッツ

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