山部佳苗

山部佳苗のプロフィールと経歴

基本情報

山部佳苗（やまべ かなえ）は1990年9月22日に北海道札幌市東区で生まれた日本の女子柔道選手です。階級は78kg超級であり、段位は五段に達しています。身長は172cm、体重は100kgで、右組みのスタイルを持ち、特に得意技は払腰です。現在、彼女はミキハウスに所属しており、多彩な趣味を持っています。スノーボードやスキー、音楽ゲームの「ピアノタイル2」を楽しむ一方、ももいろクローバーZのファンでもあり、コンサートに足を運びます。

競技経歴

山部は6歳で柔道を始め、兄の影響を受けて厚別区体育館柔道クラブに入門しました。中学では全国中学校柔道大会で2位を獲得し、高校ではインターハイで3位入賞しました。彼女の才能が開花したのは、大学進学後のことです。山梨学院大学に進学後、全日本ジュニアでは連覇を果たし、世界ジュニアでも3位に入りました。

大学在学中の様々な大会での活躍が目立ち、特に全日本選手権での成績が印象的です。2012年には2度目の優勝を果たし、オリンピックの選考にも影響を与えました。2016年のリオデジャネイロオリンピックでは銅メダルを獲得し、その才能を世界に知らしめました。オリンピックでは、初戦から驚異的なパフォーマンスを見せ、数々の名選手との戦いを制してメダルに辿り着きました。

国際大会での戦績

山部の成績は国内外での大会に数多く表れています。彼女は、全日本選手権での成功を収め、多くの国際試合で高い評価を受けてきました。特に2014年のグランドスラム・パリでの優勝、続いてのヨーロッパオープン・ローマでのタイトル獲得が彼女のキャリアにおいて重要な一歩となりました。また、2015年にはワールドマスターズでの順位も評価されています。

2020年には引退を表明し、「ここまでやり切ることができて悔いはない」と語っています。引退後は千葉県の我孫子市役所の職員として新たな人生を歩んでいます。

まとめ

山部佳苗は女子柔道の一時代を代表する選手であり、オリンピックメダリストとして名を刻みました。その競技人生は多くの賞賛を集めており、彼女の柔道に対する情熱と努力は、今後も後輩たちに受け継がれていくことでしょう。柔道の技術だけでなく、メンタル面でも多くの経験を生かし、新たな道での活躍にも期待が寄せられています。

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