山野車輪

山野車輪

山野車輪（やまの しゃりん）は、1971年生まれの日本の漫画家です。彼の名前を知らしめたのは、2005年に出版された『マンガ 嫌韓流』でしょう。この作品を皮切りに、彼は朝鮮半島ウォッチャーとしての側面も持つようになり、韓国の文化や社会に対する独自の視点を発信し続けています。

人物像

山野車輪は、身長173cm、体重62kg、血液型B型、熊本県出身の男性です。漫画家としての活動の傍ら、デザインやイラストレーションも手掛けています。

2ちゃんねるでの活動

意外な一面として、山野車輪はかつて2ちゃんねるのハードロック・ヘヴィメタル板で固定ハンドルネーム「車輪 ◆taiyaRSvkM」として活動していました。その知識の深さから「良コテ」として知られ、『2ちゃんねる公式ガイド2004』にもその名が掲載されています。

ヘヴィメタルへの造詣

山野車輪は、テラ・ローザやX-RAYといった日本のマニアックなヘヴィメタルバンドの名前を作品に登場させるほどのメタルマニアです。特にWOLFというバンドを愛しており、彼のスレッド内でWOLFを批判する者には激怒することもあったそうです。

漫画家としての活動

『マンガ 嫌韓流』以前は、少女漫画家としてデビューしていたという情報もあります。しかし、その絵柄は関係者から「冨樫義博に似ている」「ここまで絵が下手だとは思わなかった」と言われたこともあるようです。

当初は覆面作家として活動していましたが、2006年に出版された『在日の地図 大韓棄民国物語』で初めて生年と顔写真が公開されました。以降、他の著書でも顔写真が公開されていますが、髪型や髪色が大きく異なることもあります。

『嫌韓流』で得た印税は、日本のインディーズヘヴィメタルバンドのCDにつぎ込んだというエピソードも、彼の音楽への愛情を示すものです。

社会問題への関心

山野車輪は、ビザ免除で日本に入国した韓国人を凶悪犯罪者であると主張するなど、社会問題にも積極的に発言しています。また、在日特権を許さない市民の会のイメージキャラクター「ザイ子ちゃん」のデザインも手掛けています。

しかし、2011年のフジテレビ抗議デモに対しては、「韓流ドラマへの対案も韓国のフジテレビ支配の証明もない」と否定的な意見を述べています。また、2013年には「今の嫌韓と’05年頃の嫌韓はまったく層が違う」と発言し、嫌韓ブームの変化を指摘しています。

主な作品

山野車輪の代表作は、以下の通りです。

マンガ 嫌韓流シリーズ
『マンガ 嫌韓流』 (2005年)
『マンガ 嫌韓流 2巻』 (2006年)
『マンガ 嫌韓流 3巻』 (2007年)
『マンガ 嫌韓流 4巻』 (2009年)
『マンガ大嫌韓流』 (2015年)
在日の地図シリーズ
『在日の地図 大韓棄民国物語』 (2006年)
『在日の地図　マンガで巡るコリアタウン探訪記』 (2009年)
韓国のなかの日本シリーズ
『韓国のなかの日本　マンガ韓国新発見ツアー　日韓国境突入編』 (2007年)
『韓国のなかの日本　マンガ韓国新発見ツアー　愛憎哀号ソウル編』 (2008年)
その他
『マンガ 嫌中国流』 (2008年)
『「若者奴隷」時代　若肉老食社会の到来』 (2010年)
『ジャパメタの逆襲』 (2018年)

これらの作品を通して、山野車輪は独自の視点から社会や文化を考察し、読者に様々な問題提起を行っています。

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