岐阜大学医学部附属病院

岐阜大学医学部附属病院

岐阜大学医学部附属病院は、岐阜県岐阜市に位置し、地域医療の中心的な役割を果たす大学附属病院です。県内では「岐大病院」としても知られており、特定機能病院としての承認を受けています。さらに、臨床研修病院、高度救命救急センター、災害拠点病院としても指定され、医療の質と緊急時の対応力を強化しています。

構造と収容能力

病院は9階建てで、総床面積は61,000平方メートルです。1階から3階が外来診療と中央診療部門に割り当てられ、4階から9階は病棟が配置されています。また、606床を有し、幅広い診療科に対応しています。

歴史

岐阜大学医学部附属病院の歴史は1875年にさかのぼり、最初は岐阜県公立病院として設立されました。現在の位置に移ったのは2004年で、その後も救急医療や周産期医療などの専門分野において業績を積み重ねてきました。2011年には岐阜県のドクターヘリの運航拠点に指定されるなど、地域の医療体制の重要な拠点となっています。

診療科と医療サービス

この病院では、多様な診療科が設けられており、内科や外科はそれぞれの専門分野に細分化されています。外来患者は紹介状がある場合、直接専門診療科に訪れることができます。また、総合診療部を併せると診療科は28以上にのぼり、17の中央診療部門も設置されています。

周産期医療への取り組み

岐阜大学医学部附属病院は地域の周産期医療センターとして重要な役割を担っています。年間の分娩件数は300件を下回りますが、ハイリスクの妊婦への対応が可能です。特に産科と緊急医療部門が連携し、産後の合併症にも迅速に対応する体制があります。さらに、NICUやGCUを備えており、新生児の特別な治療を提供しています。

救急医療への貢献

この病院の高度救命救急センターは、岐阜県内で最も多い常勤医師20名以上を有しています。ドクターヘリの運用により、遠方からの重傷患者の救急搬送にも積極的に対応しています。

アクセス

岐阜大学医学部附属病院へのアクセスは、地域の公共交通機関を利用することができます。岐阜バスの「岐阜大学病院」バス停が最寄りの停留所です。JR岐阜駅や名鉄岐阜駅からもバスが運行されており、便利な立地です。

その他の情報

岐阜大学には大学附属の動物病院もあり、医療と教育の両方において豊かな経験を提供しています。病院の近年の取り組みとして、コロナ対策委員会の設立など、地域社会への貢献を続けています。

このように、岐阜大学医学部附属病院はその豊富な歴史と多岐にわたる医療サービスを通じて、多くの患者に信頼される医療機関となっています。

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