岐阜県立多治見高等学校

岐阜県立多治見高等学校の概要

岐阜県立多治見高等学校は、岐阜県多治見市坂上町に位置する公立の高等学校です。通称は「多治高」または「多高」で、学校の備品には「多高」の名が冠されています。1923年に創立され、初めは女子高としてスタートしましたが、1980年に共学化され、現在に至っています。

沿革

学校は1923年に多治見町立高等女学校として設立され、1972年に県に移管された後、1948年には岐阜県多治見女子高等学校と改称されました。その後、1980年に岐阜県立多治見高等学校となり、男女共学のスタイルを採用しています。

校章と文化

学校の校章は桔梗の花をモチーフにしたデザインで、中央に「高」の文字があしらわれており、多治見市の市花でもある桔梗が象徴的に用いられています。また、校歌は丸山薫が作詞し、石桁真礼生が作曲したものです。この校章は創立以来使われ続け、多くの学校行事にも関連しています。文化祭は「桔梗祭」と称され、多くの地域住民が参加する大イベントとなっています。

学校の特徴

学科と制服

本校は単位制の普通科を設置しており、制服は冬にはブレザー、夏にはポロシャツと学校指定のズボンまたはスカートとなっています。2012年からは制服のデザインに改良が行われています。

設備と学びの環境

図書室には約55,000冊の蔵書があり、岐阜県内の高校では最大規模を誇ります。校舎は3つに分かれており、運動場も2か所に設置されるなど、広々としたキャンパスが特徴です。また、珍しいことにプールも備えており、短水路での授業が行われています。

学習スタイル

学校では月曜と木曜を学習優先日として設定し、7時間授業を実施しています。一方、火曜と金曜は部活動を重視する時間とされており、学生は学業と活動の両立を図ることが求められます。土日の補習も積極的に実施され、生徒の学びを支えています。

行事と部活動

2年生時にはクラス単位での修学旅行が行われ、これは近年沖縄を訪れる形で実施されています。そのほか、文化祭や体育大会など盛んな学校行事が展開されており、多くの生徒が参加して学校生活の充実を図っています。

運動系や文化系の部活動も活発で、生徒たちは多様な経験を通じて成長し続けています。特に、2017年には高校野球で甲子園に出場したことで、大きな注目を集めました。

アクセス

多治見駅からは徒歩で約25分で、また、周辺にはいくつかのバス路線も整備されています。多治見運動公園などの施設も近隣にあり、地域とのつながりも強い学校となっています。

まとめ

岐阜県立多治見高等学校は、地域密着型の公立高校として多様な教育活動を行っており、学生たちの成長を支えています。校章の由来や歴史を知ることで、さらに学校への理解が深まります。

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