岡山大学教育学部附属小学校・中学校

岡山大学教育学部附属小学校・中学校

岡山大学教育学部附属小学校・中学校は、岡山県岡山市中区東山に位置する教育機関であり、通称「附小」および「附中」と呼ばれています。特に中学校においては、他の附属中学校と区別するために「岡附」という愛称で親しまれています。

歴史

この学校は、1876年（明治9年）に設立された県立「岡山師範学校附属小学校」として幕を開け、その後、1947年（昭和22年）には国立の「岡山師範学校男子部附属中学校」が設立されました。2011年には小学校135周年、中学校64周年を迎え、さらに2017年には中学校創立70周年を記念した式典が岡山シンフォニーホールで開催されるなど、長い歴史を持つ教育機関です。

校訓

教育における基本的な理念が校訓として定められています。小学校の校訓は「やさしく かしこく すなおに」であり、中学校は「自主自律、豊かな心で、たくましく」とされています。これらの校訓は、生徒の人格形成と学びの過程に重要な影響を与えています。

校章と校歌

校章

小学校の校章は、撫子の花弁を背景に「附小」の文字を縦書きで配置しています。一方、中学校の校章には「附中」の文字が同様に縦書きされています。

校歌

小学校の校歌は附属小学校の教官によって作詞され、宮原禎次が作曲しました。歌詞は2番まであり、どちらも「附属のこども」で締めくくられます。中学校の校歌は、松枝貞子が作詞し、菱川欣三郎が作曲したもので、歌詞は3番まで存在します。この校歌は附属幼稚園、小学校、中学校の全てを包括した園歌として位置づけられています。

部活動

中学校では、多様な部活動が展開されており、運動部には野球部やサッカー部、陸上競技部などがあり、文化部には科学部や家庭部、美術部などが存在しています。また、生徒会活動も盛んで、様々な委員会が設けられ、生徒の主体的な運営が行われています。

著名な出身者

岡山大学教育学部附属学校の出身者には、政治家の逢沢一郎や江田憲司、文化人には高畑勲や水道橋博士などがいるなど、多彩な分野で活躍する人物が輩出されています。

アクセス

学校へのアクセスは、岡山駅方面から岡山電気軌道東山本線を利用し「東山・おかでんミュージアム駅」で下車するか、両備バス「西大寺行き」に乗って「東山」下車で便利です。周辺には山陽学園中学校・高等学校や岡山県立岡山東商業高等学校などが存在し、また岡山電気軌道東山本線や岡山県道28号岡山牛窓線などの交通インフラも整っています。

このように、岡山大学教育学部附属小学校・中学校は、長い歴史と豊かな教育環境を誇り、地域社会に貢献しつつ未来の担い手を育成しています。

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