岡山市水道局

岡山市水道局について

岡山市水道局は、岡山県岡山市において上水道と工業用水道の供給を行う地方公営企業です。この水道局は、明治38年（1905年）7月23日に送水を開始し、現在では約70万人もの住民に水を供給しています。2015年度のデータによると、岡山市水道局での給水サービスは705,474人が利用しており、その年間配水量は上水道が約90,324,362立方メートル、工業用水道が約7,876,828立方メートルに達しています。

事業内容

岡山市水道局の主な事業には、一般家庭や事業所への水の供給が含まれています。また、「ごっくん桃太郎　おかやまの水」として特殊なブランド水も販売されています。一般用水道の年間配水量の数字は、岡山市の水道運営の重要な指標となっています。特に、上水道の年間配水量の数字は多くの家庭や事業の生活基盤を支える役割を果たしています。

経営状況

平成27年度の経営成績は、上水道部門において総収益が約15,323百万円、総費用が約13,299百万円であり、黒字は2,025百万円に達しました。さらに、工業用水道に関しては、総収益が268百万円、総費用が224百万円で、黒字は42百万円となっています。企業債の状況も、上水道が25,295百万円、工業用水道が3,695百万円という額となっており、根強い安定性を誇っています。

組織構成

水道局は、企画総務課や経営管理課、営業課など多岐にわたる部門で構成されており、それぞれが特定の業務を請け負っています。また、お客様センターや給水工事センター、配水課などが設置されており、市民へのサービス向上に努めています。水質試験所も併設されており、供給する水の品質管理も徹底しています。

施設

岡山市には複数の浄水場が点在しており、特に三野浄水場は近代水道百選にも選出されるなど、その能力は日々の水需要を支える大切な役割を果たしています。三野浄水場の1日の処理能力は191,000立方メートルで、旭川を水源としています。

他にも旭東浄水場や山浦浄水場、矢原浄水場など、多数の浄水場が岡山市内で稼働しており、それぞれが地域の水供給を担っています。近年休止された鴨越浄水場も記憶に新しいところです。

記念館

岡山市水道記念館は、水道局の歴史や技術を伝える施設であり、創設当時の動力室や送水ポンプ室を利用して昭和60年（1985年）に開館しています。この施設では、岡山市の水道サービスの歴史や成り立ちを学ぶことができ、市民に親しまれています。

結論

岡山市水道局は、地域の水供給を支える重要な機関であり、その安定性やサービス内容は、多くの市民にとって欠かせない存在です。今後もさらなるサービス向上を図ることが期待されています。また、地域住民とのコミュニケーションを大切にし、信頼される水道局を目指している姿勢が重要です。

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