岡山県立真庭高等学校

岡山県立真庭高等学校について

岡山県立真庭高等学校は、岡山県真庭市に所在する公立の高校です。この学校は、地域社会に貢献できることを教育方針とし、校地ごとに特色を生かした教育活動を行っています。特に、防災教育に重点を置いたプログラムがあり、地域の自治体や住民小学校と連携した防災訓練を実施しているのが特徴です。

教育方針と活動

真庭高等学校は、地域の信頼を得て、地域に貢献する学校を目指しています。平成24年度からは、防災教育を活動の中心に据え、地域全体での防災意識の向上を図っています。地域の住民や小学校とともに合同の防災訓練を行うなど、多面的な取り組みを行っています。これにより、学生たちが地域の一員としての自覚を持つことが促されています。

沿革の経緯

この学校は、2011年4月に岡山県立落合高等学校と久世高等学校との合併によって誕生しました。新学校の設立に伴い、最初の学年は2011年度から真庭高等学校の学生となりましたが、合併の影響で、当初の2・3年生はそれぞれの高校の生徒として学び続けました。2013年3月までは、落合高等学校と真庭高等学校の落合校地および久世校地が共に運営されていましたが、少しずつ統合が進められています。

特に、看護科には全国募集の枠が設けられ、2019年にはその定員が5％に、2020年度には10％に拡大されました。また、岡山県教育委員会は2018年度に「県立高校教育体制整備実施計画」を策定し、2022年度には久世校地の生徒募集を停止することが決まり、2024年度からは落合校地に生徒が集約される方針です。

基礎情報

所在地

真庭高等学校は落合校地と久世校地に分かれており、落合校地の住所は真庭市落合垂水448-1、久世校地は真庭市中島143です。

学科

学科は、落合校地で普通科・看護科・専攻科、久世校地で生物生産科・食品科学科が設置されています。

アクセス

• - 落合校地: JR姫新線の美作落合駅から徒歩10分、中国自動車道の落合ICから車で5分。
• - 久世校地: バスで久世高前から徒歩2分、JR姫新線の久世駅から徒歩15分、中国自動車道の落合ICから車で10分、米子自動車道の久世ICから車で10分。

校歌

校歌は、落合高等学校の卒業生である岸田敏志が作詞作曲しました。

制服

制服は冬服が男子のスーツ、女子のスーツ、夏服が男子のワイシャツ、女子のセーラー服となっており、落合校地では制服着用の規定が厳格に守られています。

校則

両校地の校則はほぼ共通していますが、バイクやアルバイトに関する規定に違いが見られます。特に落合校地は通学・アルバイトに関する規定が厳しく設定されています。

防災教育プロジェクト

平成23年度には「お見米プロジェクト」として、久世校地で収穫された白米を東北の被災地に届ける活動を行い、学生が実際に被災者に手渡しを行う体験もありました。また、平成24年度からは「こち防プロジェクト」を通じて防災関連の教育活動も推進しています。

関連項目

その他、岡山県高等学校一覧や旧制中等教育学校の一覧も参照されています。真庭高等学校は地域に根ざした教育を行い、未来を担う人材を育成するための様々な取り組みを行っている学校です。

もう一度検索