美作落合駅

美作落合駅（みまさかおちあいえき）

美作落合駅は、岡山県真庭市西原に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）姫新線の駅です。周辺の自然に溶け込むように佇むこの駅は、地域住民にとって重要な交通拠点となっています。

歴史

美作落合駅は、1924年（大正13年）に作備線（現在の姫新線）の延伸に伴い開業しました。その後、路線の名称変更や所属の変更を経て、1987年（昭和62年）の国鉄分割民営化によりJR西日本の駅となりました。かつては貨物や荷物の取り扱いも行っていましたが、時代の流れとともに廃止され、1986年（昭和61年）には簡易委託駅となりました。

1924年（大正13年）5月1日：鉄道省作備線 美作追分駅 - 久世駅間開通時に開設。
1929年（昭和4年）4月14日：作備西線開通に伴い、作備線が作備東線に改称、当駅もその所属となる。
1930年（昭和5年）12月11日：津山駅 - 当駅 - 新見駅間全通に伴い、作備東線が作備線の一部となり、当駅もその所属となる。
1936年（昭和11年）10月10日：作備線が姫新線の一部となり、当駅もその所属となる。
1973年（昭和48年）3月12日：貨物取扱廃止。
1985年（昭和60年）3月14日：荷物扱い廃止。
1986年（昭和61年）11月1日：簡易委託駅化。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR西日本の駅となる。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、列車交換が可能です。かつては2面3線の構造でしたが、現在は変更されています。津山方面行きのホーム側に駅舎があり、両ホームは跨線橋で連絡しています。2005年（平成17年）5月に建てられた駅舎は、地域の景観に調和したデザインです。反対側のホームには待合所が設置されており、利用者の休憩スペースとなっています。また、環境に配慮し、中国電力の助成金により太陽光発電装置が設置されています。

津山駅管理の簡易委託駅。
窓口で乗車券を販売。

のりば

駅構内の旅客案内には路線記号・ラインカラーは反映されていませんが、JR西日本公式サイトの全域路線図には記載があります。以前はのりば番号がありませんでしたが、2008年（平成20年）10月現在では、のりば番号プレートが設置されています。

利用状況

近年の1日平均乗車人員は以下の通りです。
（省略）

駅周辺

駅前からは、真庭市コミュニティバス「まにわくん」が運行しており、地域へのアクセスを支えています。姫新線は、当駅前後で谷に沿って大きくカーブしており、車窓からの景色も楽しめます。駅名にもなっている落合地区市街地は、旭川の対岸に位置しています。毎年7月には、落合納涼花火大会が開催され、多くの人が訪れます。

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）

姫新線
■快速
坪井駅 - 美作落合駅 - 久世駅
■普通
美作追分駅 - 美作落合駅 - 古見駅

脚注

岡山県統計年報

関連項目

日本の鉄道駅一覧

外部リンク

美作落合駅｜駅情報：JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道

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