岡山県総合グラウンド体育館

岡山県総合グラウンド体育館

岡山県総合グラウンド体育館は、岡山県岡山市北区いずみ町に位置し、晴れの国おかやま国体の会場や、古くなった岡山県体育館の代替施設として機能しています。この体育館は、2005年に完成し、その愛称「桃太郎アリーナ」は、地域の伝説に由来しています。ここでは、スポーツイベントだけでなく、卒業式やコンサートなど、さまざまな種類のイベントが開催されており、地域の文化と教育にも寄与しています。

構造と収容能力

この体育館は、メインアリーナとサブアリーナの二つの主要部分で構成されています。メインアリーナは最大11,000人を収容可能で、各種イベントの開催や大型のスポーツ大会にも対応しています。具体的には、2階に約2,500席を持ち、フロアはおよそ3,680平方メートルです。これに加えて、控室や会議室、更衣室、収納舞台などの付属設備も整っています。照明については250Lxから1,500Lxの明るさを調整可能で、イベントの内容に合わせて最適な環境を提供します。

サブアリーナは、より小規模なイベント向けのスペースとなっており、フロアの面積は約738平方メートルです。こちらも更衣室などの付属設備が設けられ、800Lxの照明が備えられています。

主なイベントと利用状況

岡山県総合グラウンド体育館では、地元の岡山シーガルズが本拠地として使用しており、毎年Vリーグ女子の岡山大会が開催されます。さらに、トライフープ岡山がB3リーグの公式戦を行うなど、スポーツイベントの中心地として賑わっています。併せて、2005年の晴れの国おかやま国体では体操競技の会場として利用され、多くの観客を魅了しました。

過去の主なイベントには、2006年の女子バレーボール・ワールドグランプリや2015年のワールドリーグがあり、日本代表の試合を観戦する多くのファンが集まりました。こうした国際大会は、岡山県にとって重要な地域活性化の一環となっています。

施設の周辺とアクセス

岡山県総合グラウンド体育館は、周辺に岡山県陸上競技場（シティライトスタジアム）、岡山県野球場、岡山武道館などがあり、地域のスポーツ熱を支えています。また、以前は岡山県体育館があった場所には南テニスコートが設けられており、スポーツの多様性が地域の魅力を高めています。

この体育館へのアクセスは便利で、JR岡山駅からのバスは、さまざまな行き先が設定されています。特に東口バスターミナルからは頻繁に運行されており、公共交通機関を使ったアクセスが容易です。徒歩でのアクセスも可能で、岡山大学方面へ約15分の距離です。

まとめ

岡山県総合グラウンド体育館は、地域のスポーツと文化を支える重要な施設です。多様な知られざるイベントやプロスポーツチームの存在が、日々の生活に彩りを与えています。地域住民に親しまれ、岡山市の発展に貢献する施設として、これからも多くの人々に利用され続けることでしょう。

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