岡山県道278号宍粟真備線

岡山県道278号宍粟真備線は、岡山県総社市から倉敷市真備町へと至る、全長約11kmの一般県道です。この路線は、総社市宍粟の豪渓秦橋交差点を起点とし、倉敷市真備町箭田の二万口南交差点を終点としています。

路線の特徴

この県道は、主に高梁川の右岸堤防道路と、かつての作州往来の一部を踏襲した道路で構成されています。作州往来を踏襲する区間は、道幅が狭くなっている箇所があります。

歴史

1896年（明治29年）の箭田郵便局による道路調査では、「一等里道 壱間弐分 箭田ヨリ津山 車ノ通 通ズ」として、作州往来の一部が記録されています。2005年（平成17年）には、吉備郡真備町が倉敷市に編入合併されました。2018年（平成30年）7月には、平成30年7月豪雨が発生し、沿線地域は甚大な被害を受けました。

路線状況

旧作州往来を踏襲する区間は幅員が狭くなっています。

重複区間

倉敷市真備町岡田では、岡山県道280号市場川辺線と重複する区間があります。

道路施設

橋梁:
豪渓秦橋：総社市宍粟と秦の間に架かる橋で、高梁川を渡ります。全長349m、幅員11.5mです。
伊予部橋：総社市を流れる新本川に架かっています。
瞽女橋：倉敷市を流れる末政川に架かっています。
トンネル:
秦トンネル：総社市秦に位置し、全長151mです。2004年（平成16年）に竣工しました。

通過する自治体

岡山県
総社市
倉敷市

主要な交差地点

国道180号（総社市宍粟、豪渓秦橋交差点）
国道486号・岡山県道281号大曲船穂線（倉敷市真備町箭田、二万口南交差点）

沿線の主要施設

JR西日本伯備線 豪渓駅（総社市宍粟）
総社市立秦小学校（総社市秦）
石畳神社（総社市秦）：大自然石を御神体とする神社です。
サントピア岡山総社（総社市秦）
総社市立神在小学校（総社市富原）
そうじゃ水辺の楽校（総社市富原、下原）
伊與部神社（伊與部山）（総社市下原）
倉敷市立真備東中学校（倉敷市真備町辻田）
倉敷市立岡田小学校（倉敷市真備町岡田）
横溝正史疎開宅（倉敷市真備町岡田）
マービーふれあいセンター（倉敷市真備町箭田）

岡山県道278号宍粟真備線は、地域の足として、また歴史を伝える道として、重要な役割を担っています。

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