岡山県道345号上横野兼田線

岡山県道345号上横野兼田線

岡山県道345号上横野兼田線（おかやまけんどう345ごう かみよこのかねだせん）は、岡山県津山市域を通過する一般県道です。この路線は、津山市北東部に位置する上横野地区から、市街地東側の川崎地区に至る重要な生活道路としての役割を担っています。路線の名称にある「兼田」は、終点付近に位置する津山市川崎の小字名に由来しています。

路線概要

本路線は、津山市の上横野を起点とし、同じく津山市内の川崎地区を終点としています。全長はおよそ11.0キロメートルを測り、津山市内の比較的広範な地域を結んでいます。

起点: 津山市上横野。具体的には、岡山県道68号津山加茂線および岡山県道478号大田上横野線との交差点に位置します。
終点: 津山市川崎。ここでは、国道53号、国道179号、そして国道429号が重複している区間上に接続しています。
総延長: 11.0 キロメートル

歴史

この路線は、1974年（昭和49年）2月12日、岡山県告示第154号によって正式に県道として認定されました。現在の形になる以前は、岡山県道345号上横野下押入線という名称の別の路線でした。その後の変遷として、津山市押入地区の下押入以南を通る国道53号線が、改良工事により新たなルートへ付け替えられた際、旧道として使用されなくなった区間が本路線に編入されました。これにより、現在の岡山県道345号上横野兼田線のルートが確立されたのです。

路線状況

路線の途中には、他の道路と経路を共有する重複区間が存在します。

起点の津山市上横野では、岡山県道478号大田上横野線と短い区間ながら重複しています。
津山市河辺地区から終点である津山市川崎地区までの区間では、国道53号、国道179号、国道429号という複数の幹線道路が重複する区間を走行します。

道路施設

主要な道路施設としては、津山市内に架かる「河辺押入大橋」が挙げられます。この橋は、西日本旅客鉄道（JR西日本）の因美線と、加茂川を同時に跨ぐ構造となっており、地域の重要な交通インフラの一つです。

地理

通過自治体

岡山県道345号上横野兼田線は、その全線が岡山県津山市内を通過します。

交差する道路と鉄道

本路線は、経路の途中で複数の主要道路や鉄道と交差または接続しています。

交差する道路：
岡山県道68号津山加茂線
岡山県道478号大田上横野線
国道53号
国道179号
国道429号
交差する鉄道：
因美線（河辺押入大橋で立体交差）

沿線

路線の沿線には、地域の生活に関連する様々な施設が見られます。

津山市立高田小学校
津山市立高倉小学校
津山中央病院
E2A 中国自動車道 13 津山インターチェンジ（終点付近からアクセスが可能）

これらの施設へのアクセス路としても機能しており、地域の交通ネットワークにおいて重要な役割を担っています。

関連項目

岡山県の県道一覧

この路線は、津山市内の地域間を結び、幹線道路や高速道路への接続を提供するなど、多岐にわたる機能を持つ一般県道と言えます。

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