岡山県道389号吉備津松島線

岡山県道389号吉備津松島線の概要

岡山県道389号吉備津松島線（おかやまけんどう389ごう きびつまつしません）は、岡山県の北部を南北に貫く一般県道です。この道路は岡山市北区の吉備津神社前交差点を起点に、倉敷市の松島北交差点までの約6.64kmを結んでいます。

路線の詳細

• - 起点: 岡山県岡山市北区吉備津（吉備津神社前交差点、国道180号交点）
• - 終点: 岡山県倉敷市松島（松島北交差点、岡山県道162号岡山倉敷線交点）
• - 総延長: 6.64 km
• - 実延長: 6.25 km

歴史的背景

この道路は1966年4月19日に岡山県告示第241号によって認定され、当時の前身は岡山県道大鳥居大橋線と岡山県道大鳥居松島線でした。大鳥居大橋線は1961年時点で延長がわずか560mであり、そのため路線の統合が行われたと考えられています。

1971年には、吉備郡高松町が岡山市に編入されたことに伴って起点の地名表記が変更され、さらに同年に倉敷市に編入された都窪郡庄村により終点の地名表記も改められました。1972年には岡山県の県道番号の再編が行われ、現行の路線名称と番号が定められました。

路線状況

起点から吉備津神社前交差点までの区間は、吉備津神社の参道として知られており、並木道が広がっています。しかし、この区域は道路幅が狭いため、通行に際しては注意が必要です。

また、倉敷市の上東から二子にかけての区間には、バイパスが新たに開通しました。このバイパスは上下4車線で、岡山方面へ進むと新幹線側道に、倉敷方面へ向かうことでイオンモール倉敷にアクセスできます。このため、旧道であった倉敷市山地から二子間は、新たに倉敷市道2074号として位置づけられています。

尤も、岡山方面に向かうバイパスは、吉備津から倉敷市日畑、納所、川入、中撫川を南北に結ぶ2車線の新道であり、将来的には新岡倉大橋も含まれる予定の4車線の区間が整備される見込みです。

関連する道路と交通

岡山県道389号吉備津松島線は以下のような道路と重複しています:

• - 岡山県道700号岡山総社自転車道線（岡山市北区吉備津）
• - 岡山県道245号真金吉備線（岡山市北区吉備津）
• - 岡山県道73号箕島高松線（倉敷市西尾 - 倉敷市上東）

交差する交通

この路線上では、山陽新幹線と交差しており、交通の要所としての役割も果たしています。また、沿線にはJR西日本の吉備線吉備津駅や、吉備津神社、倉敷カントリー倶楽部、さらに川崎医科大学や清心中学校・清心女子高等学校など、多くの公共施設や観光名所があります。

結論

岡山県道389号吉備津松島線は、地域の重要な交通路であり、歴史的な背景を持つことからも、その存在意義は大きいと言えます。この道路を通じて、地域の発展と観光促進が期待されます。

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