岡山電気軌道清輝橋線

清輝橋線について

清輝橋線（せいきばしせん）は、岡山県岡山市の柳川停留場から清輝橋停留場までを結ぶ、岡山電気軌道の重要な路面電車路線です。この路線は、市街地を走る全線が複線で併用軌道として設計されており、非常に利便性が高いです。

路線概要

清輝橋線は、東山線から分岐し、柳川筋沿いに南下して清輝橋停留場に到達します。この路線は全長約1.6kmで、直流600Vで電化された区間が全て複線で運転されています。停留場数は柳川から清輝橋までの7か所で、運行はおおむね10分間隔で行われます。

運賃は現在140円ですが、岡山駅と天満屋バスステーション間のバス運賃が120円であることから、柳川から郵便局前間の運賃も同様に120円に設定されています。

バリアフリー化と設備改善

過去に柳川筋で共同溝建設工事が行われ、その際、軌道は日本では珍しいサイドリザベーション方式により路肩に移設されました。これに合わせて全線がセンターポールによる架線支持に変更され、清輝橋を除く全ての停留場は1面2線の島式ホームによって設計されています。バリアフリー化に関しても、2002年には清輝橋以外の停留場がバリアフリー対応として改修され、郵便局前停留場には新たに屋根が設置されました。

清輝橋付近では歩道橋が停留場に接続されているためバリアフリー改修はしばらく行われなかったが、2007年にセンターポール化工事に際し、バリアフリー化が進められました。ホームの拡幅や屋根の設置工事が完了したことで、一層利用しやすい停留場が生まれました。

歴史の展望

清輝橋線の歴史は古く、1928年に柳川線として開業されました。長年の間に数回の停留場の名称変更や、新たな停留場の設置が行われました。特に1946年、柳川線と大雲寺間が開通した際に路線名が清輝橋線に変わりました。その後、停留場の再編成が進み、東中央町停留場も新設されるに至りました。

近年では、2012年にダイヤ改正が実施され、運転間隔が9分から10分に変更されており、減便が行われる形となりました。これにより、清輝橋線は市内でのアクセスに非常に重要な役割を果たしています。

この清輝橋線は、主要な交通路として岡山市の発展の一翼を担い、地域の人々に必要不可欠な移動手段を提供し続けています。

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