岡崎剛之

岡崎剛之：CBCテレビが生み出すアニメ・特撮の立役者

岡崎剛之（おかざき たけゆき、1968年 - ）は、中部日本放送（CBCテレビ）のプロデューサーです。現在、同局が制作するテレビアニメや特撮作品を中心に手掛けており、その功績は広く知られています。

生い立ちとCBC入社

岐阜県出身の岡崎は、1990年に中部日本放送に入社しました。大の中日ドラゴンズファンであり、ドラゴンズ関連の番組に携わることを志望しての入社だったそうです。

入社後、岡崎はスポーツ部に配属され、『サンデードラゴンズ』や『グランパスTV』といった応援番組のほか、プロ野球中継やJリーグ中継にも直接関わりました。1999年には、中日ドラゴンズのセ・リーグ優勝、名古屋グランパスエイトの天皇杯優勝という輝かしい瞬間を、それぞれの応援番組のプロデューサーとして迎えました。

ソフトライツ部での活躍

その後、岡崎はソフトライツ部に異動します。ここでも引き続きドラゴンズ関連の仕事を手掛け、星野仙一氏の中日監督としての11年間をまとめたビデオ『HARD PLAY HARD』を制作しました。この作品では、岡崎自身がインタビュアーとなり、星野氏と直接対話を重ねています。また、水木一郎氏が歌う『燃えよドラゴンズ!』のCD制作にも携わるなど、その活動は多岐に渡りました。

東京支社での挑戦と新たなジャンルへの開拓

2003年6月、岡崎は東京支社に異動。同年10月からスタートした『美少女戦士セーラームーン（実写版）』で、東京支社制作番組として初のプロデューサーを務めました。幼少期に夢中になった実写特撮番組は『超人バロム・1』だったという岡崎にとって、この作品は特別な意味を持っていたことでしょう。

『ウルトラマンメビウス』シリーズでは、途中から企画職を加藤直次氏から引き継ぎました（プロデューサー職は岩佐芳弘氏に引き継ぎ）。近年では、TBSが主導で製作された映画作品の製作委員会に、CBCを代表して名を連ねることも多くなっています。

主な参加作品

岡崎がプロデューサー、または企画として参加した主な作品は以下の通りです。

テレビアニメ

星のカービィ（プロデューサー）
逮捕しちゃうぞ Second Season（製作）※TBS・毎日放送（MBS）との共同制作
RAVE（製作）※TBS・毎日放送（MBS）との共同制作
京極夏彦 巷説百物語（プロデューサー）※RKB毎日放送ほかJNN基幹局ほか主要系列局との共同制作
砂ぼうず（プロデューサー）※RKB毎日放送ほかJNN基幹局ほか主要系列局との共同制作
ウィッチブレイド（プロデューサー）
銀河鉄道物語 〜永遠への分岐点〜（プロデューサー）
ロミオ×ジュリエット（企画）
のらみみ（企画）

特撮

美少女戦士セーラームーン（実写版、プロデューサー）
ウルトラマンネクサス（プロデューサー）
ウルトラマンマックス（プロデューサー）
ウルトラマンメビウス（プロデューサー、企画（23話～））
ULTRASEVEN X（企画）

ドラマ

キッズ・ウォーシリーズ

関連人物

下記の2名とは、TBS・MBSとの共同制作作品で関わっています。

源生哲雄（TBSプロデューサー）
* 諸冨洋史（MBSプロデューサー）

岡崎剛之は、その多岐に渡る活動を通して、CBCテレビのアニメ・特撮作品の発展に大きく貢献しています。彼の今後の活躍から目が離せません。

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