岡本慎太郎

岡本慎太郎

岡本 慎太郎（おかもと しんたろう、1996年4月12日生まれ）は、日本のプロラグビーユニオン選手です。現在、ジャパンラグビーリーグワンに加盟する花園近鉄ライナーズに所属し、フォワードの最前線でスクラムを組むプロップ（PR）として活躍しています。京都市右京区で生まれた彼は、中学校でラグビーと出会い、その道を歩み始めました。

経歴

岡本慎太郎のラグビーキャリアは、地元の京都で始まりました。

中学時代: ラグビーに触れたのは中学校に入学してからです。楕円球の魅力に取り憑かれ、基礎を学びました。
高校時代: その後、全国大会にも出場経験のある京都成章高校へ進学。高校ラグビーの舞台で才能を伸ばしました。この頃は、現在とは異なるロック（LO）のポジションでプレーしており、ラインアウトやルーズボールに絡む能力を培いました。
大学時代: 高校卒業後は、大学ラグビー界の強豪として知られる帝京大学に進学。ハイレベルな環境の中で日々研鑽を積み、フォワードとしてのスキルとフィジカルを徹底的に鍛え上げました。大学での経験は、プロの舞台で戦うための強固な土台となりました。
プロキャリアの開始: 2019年に帝京大学を卒業し、当時のトップリーグに所属していたヤマハ発動機ジュビロ（現在の静岡ブルーレヴズ）に加入しました。プロ選手としての第一歩を踏み出し、チームの一員としてトップレベルの練習に参加しました。
公式戦デビュー: ヤマハ発動機ジュビロで迎えた2シーズン目の2020年2月15日、ジャパンラグビートップリーグの公式戦において記念すべき初出場を果たしました。この試合はNTTドコモレッドハリケーンズ（現在のレッドハリケーンズ大阪）との対戦であり、彼は先発メンバーとして名を連ね、プロのピッチで自身の存在を示しました。
現在の所属: ヤマハ発動機ジュビロが静岡ブルーレヴズにチーム名を変更し、新たなリーグであるJAPAN RUGBY LEAGUE ONEが開幕した後も、同チームで経験を積みました。そして、2024年7月、新たな環境での挑戦を決意し、同じくリーグワンに所属する花園近鉄ライナーズへの移籍が発表されました。

プレースタイルと特徴

岡本慎太郎は、主にプロップとしてプレーします。プロップはスクラムの最前線で相手選手と直接組み合う、極めてフィジカルが要求されるポジションです。高校時代にロックとしてプレーしていた経験もあり、フィールドプレーにおける貢献度も期待されます。

彼の最大の武器の一つは、プロップとして恵まれた体格です。身長は182cm、体重は112kgという堂々たる体躯は、スクラムの押しの強さやコンタクトプレーでの安定感に直結します。このフィジカルを生かし、セットプレーではチームの安定に貢献し、オープンプレーでは力強いボールキャリーやタックルを見せます。

チームメイトからは「シンタロウ」というニックネームで親しまれています。

今後の展望

京都でラグビーを始め、高校、大学とステップアップし、日本のトップリーグ、そしてリーグワンでプロ選手として確固たるキャリアを築いてきた岡本慎太郎。ヤマハ発動機ジュビロおよび静岡ブルーレヴズで培った経験を胸に、2024-25シーズンからは花園近鉄ライナーズの一員として新たな歴史を刻みます。新天地での彼のプレー、特にプロップとしてチームを支える力強いスクラムやフィールドでの活躍に注目が集まります。花園近鉄ライナーズの勝利に貢献し、リーグワンの舞台でさらなる輝きを放つことが期待されています。

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