岡本 隆根(おかもと たかね)
岡本隆根は1979年2月3日に
兵庫県佐用町で生まれた日本のロック
シンガーソングライターです。彼は音楽活動だけでなく、
ラジオパーソナリティとしても活躍しており、その独特の言葉遣いや一人称での呼称「わし」、時には「僕」という使い分けがリスナーの間で話題になっています。
音楽キャリア
岡本は中学時代から歌に興味を持ち、大学受験で上京後にバンド活動を開始しました。
法政大学への入学後、すぐに中退し、バイト仲間の勧めで音楽の道に進むことになります。彼はショークラブやモノマネパブを経て、
オールディーズライブハウスで歌唱を始め、洋楽のレパートリーは300曲にも及ぶと言われています。特に
ローリング・ストーンズや
ボン・ジョヴィといったロックバンドの影響を受けながら、自身のオリジナル楽曲の制作にも取り組み始めました。
20代の頃は
実業家としての顔も持ち、
新宿歌舞伎町で
ライブハウスを経営しましたが、最終的には倒産。本人いわく、「あの頃は自分でも胡散臭いと思った」と振り返っています。
2009年には、ワンマンライブ「Happiness2009」を開催後、ミニアルバム「ADULT」をリリースしました。この作品では、ジャパニーズメタルバンドPRESENCEのボーカル西川茂をプロデューサーに迎えるなど、異色の試みが話題を呼びました。その後、一時音楽活動から距離を置きましたが、2013年5月には新曲「HITMAN!」を発表し、渋谷DUOでのライブを成功させました。この楽曲は、元WBA世界スーパーフェザー級王者
内山高志のサポーターズソングとしても認知され、大晦日には国歌独唱を果たしています。これが評価され、各界から称賛を受けました。
ディスコグラフィ
岡本隆根の音楽活動は数多くの作品を生んでおり、以下は彼の主なディスコグラフィです:
- stairs(2006年7月1日)
- stairsⅡ(2008年8月1日)
- 回想(2009年10月1日)
- ADULT(2010年1月7日)
- HITMAN!(2013年5月5日)
- CREATION(2015年8月1日)
- smile(2021年4月1日)
- スクリーンヒーロー(2023年4月7日)
- JUST NEW WORLD(2023年8月3日)
- my confession(2023年8月3日)
- KINGS OF THE ROCK さくらホールLIVE(2017年3月1日)
彼はまた、ラジオやテレビ番組に出演しており、特に2016年の秋からは東海エリア
ZIP-FM、関西エリアFM大阪の両局でレギュラー番組を持っています。彼の独特の喋り口調は賛否が分かれるものの、リスナーに愛され続けています。
性格とスタイル
岡本は、ラジオやライブステージでのパフォーマンスを通じて、自身の個性を大切にしています。彼のトークスタイルは、一般的なFM放送のスタイルとは一線を画しており、それが彼の魅力の一部となっています。自身のワンマンライブツアー『KINGS OF THE ROCK』は定期的に開催され、観客との距離感を大切にしたパフォーマンスが好評です。
岡本隆根の音楽と正直な人柄は、今後も多くのファンを魅了し続けることでしょう。