岡田和子 (チェンバロ奏者)

岡田和子（おかだ かずこ）/ 宮尾祥子（みやお しょうこ）

日本の音楽家であり、チェンバロ奏者、シンセサイザー奏者として活動しています。チェンバロ演奏の際には「岡田和子」名義、シンセサイザー演奏の際には「宮尾祥子」名義を使用しています。

来歴

デビューまで

幼少期からピアノを学び、1967年より西川清子に師事し、チェンバロを始めました。1969年にはウィーンに留学し、エタ・ハーリッヒ＝シュナイダーに師事。1971年にはミュンヘンでカール・リヒターに師事しました。1974年にはチェコスロヴァキア政府交換留学生としてブラチスラヴァ音楽院でスザナ・ルージィチコヴァとロベルト・グラッツに師事しました。

チェンバロ奏者として

1972年に初のソロリサイタルを開催。その後、ボフダン・ヴァルハル＆スロヴァキア室内楽団、佐藤菊夫指揮東京都交響楽団、クルト・レーデル指揮 宮城フィルハーモニーオーケストラ、早川正昭指揮、新ヴィヴァルディアンサンブルなど、数々の楽団や音楽家と共演しました。共演者には、西川清子、スザナ・ルージィチコヴァ、ジャン＝ピエール・ランパル、マリアン・バンダ、ハナ・シュトルファヴァ、ミロシュ・ユルコヴィチ、ロバート・マナッセらがいます。

1988年には、チェコスロヴァキアのピエスチャニー夏期音楽祭に参加。翌1989年にはブラチスラヴァ国際音楽祭に参加するなど、国際的な舞台でも活躍しました。

シンセサイザー奏者として

現在、シンセサイザーを用いた音楽表現の探求を続けています。1995年にシンセサイザーでの演奏活動を開始し、同年に東京電機大学で行われた実験コンサートは大成功を収めました。以来、シンセサイザーの可能性を追求し、新たな音楽表現の創造に取り組んでいます。

ディスコグラフィ

CD

Meet Mr. Bach Today（現代バッハとの出会い　シンセサイザー煌くゴルトベルク変奏曲）
Meet Mr. Bach Again（現代バッハ　再び　シンセサイザー彩るフルート・ソナタ）

DVD

Glenn Gould Hereafter（2005）（グレン・グールドドキュメンタリー映画）
グレン・グールドに手紙を送ったことがきっかけで、グールド本人から返信を受け取ったというエピソードが映画に収録されています。

関連項目

カール・リヒター：ミュンヘンで師事した音楽家
ジャン＝ピエール・ランパル：フルートとチェンバロで共演した音楽家
グレン・グールド：ドキュメンタリー映画『Glenn Gould Hereafter』に出演

外部リンク

宮尾祥子　～現代バッハとの出会い～

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