岡田雅利

岡田 雅利

岡田雅利（おかだまさとし）は1989年6月30日生まれで、奈良県奈良市出身のプロ野球選手です。現在、埼玉西武ライオンズで捕手として活躍しています。右投右打の選手であり、自身の持ち味を存分に発揮しています。

経歴

プロ入り前

岡田選手は中学生時代に桜井リトルシニアに所属し、主将として全国大会に出場しました。そこで日本選手権の関西予選で首位打者に輝くなど、その才能は早くから注目されていました。その後、大阪桐蔭高等学校に進学し、2年生の時には正捕手として全国高等学校野球選手権大会に出場。初戦では横浜高校を下し、続く2回戦では斎藤佑樹擁する早稲田実業に敗れました。3年生時の選抜では中田翔とバッテリーを組み、チームをベスト8へと導く活躍を見せました。

社会人野球でも大阪ガスに所属し、2013年の第84回都市対抗野球大会でチームの一員として戦うなど、経験を積んでいきます。プロ野球ドラフトの結果、2013年に埼玉西武ライオンズから6巡目で指名され、契約金4000万円、年俸1000万円で契約を結びました。

西武時代

岡田選手は2014年5月17日にプロ初出場し、次の日には初打席も経験。しかし、彼の打撃は初期には期待ほど振るわず、一時は苦しい状況が続きました。しかし、2015年7月にはプロ初本塁打を記録。2016年以降は先発としての出場機会が増え、特に守備の面での評価が高まりました。

2017年にはプロ初の猛打賞を記録するなど、着実に成長を遂げましたが、打撃面での安定が課題として残りました。2018年には打率.272を残し、オフには肘の手術を受けました。2020年までの数年は怪我や打撃不振に悩まされ、試行錯誤を重ねつつ、2021年には2年ぶりの本塁打を記録しました。

2022年は膝の不調が影響し、一軍では1試合の出場もかなわなかったものの、2023年シーズンには膝の手術を受けた後、復帰に向けてリハビリに努力しています。

選手としての特徴・人物

岡田選手は特に守備力に優れ、遠投120メートル、送球は本塁から二塁まで1.9秒というスピードを誇ります。また、50メートル走では6秒0というタイムを持つ俊足の選手としても知られています。バント技術も高く評価されており、ピンチバンターとしての出場もあります。

彼の明るい性格はチームのムードメーカーとしても重宝され、多くの選手にとって信頼できる存在となっています。特に母校の後輩である森友哉選手とは公私にわたって交流が深く、試合後に様々な相談を受けたりしています。

まとめ

岡田雅利選手は、数々の苦難を乗り越えながら少しずつ成長している捕手です。今後の活躍も非常に楽しみであり、彼のプレーに多くのファンが期待を寄せています。

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