岩井俊介

岩井俊介（いわい しゅんすけ）

愛知県高浜市で生まれた岩井俊介は、2001年7月30日生まれのプロ野球選手で、福岡ソフトバンクホークスに所属する右投右打の投手です。彼の野球人生は、幼少期から始まりました。高浜市立港小学校に通う小学生の時、地元のチーム「ラビットボーイズ」で野球を始め、その後、高浜市立南中学校では硬式野球チーム「愛知刈谷ボーイズ」に所属し、本格的に野球に取り組んでいきました。

経歴

プロ入り前

岩井はその後、京都翔英高校に進学します。1年生の秋には早くも背番号15を背負い近畿大会に出場し、名門・大阪桐蔭との対戦でマウンドに立ちましたが、残念ながら高校生活の大部分は控え投手としてのものでした。3年生の夏、背番号11として出場した京都大会では、チームは福知山成美に敗れ、公式戦に登板することはありませんでした。

大学進学後の岩井は、名城大学でさらなる成長を遂げます。ここでは、コーチの山内壮馬の指導を受け、ストレートの速球を156km/hまで引き上げ、投手として活躍の場を広げます。大学1年の秋からリーグ戦に登板し、2年春には最多勝、ベストナイン、最優秀選手賞を獲得しました。その後も、3年春や4年春にも多くの賞を手にし、特に大学日本代表候補合宿ではプロ並みの2780回転のストレートを記録しました。

7月には日米大学野球選手権大会の日本代表として出場し、チームの優勝に貢献。大学での4年間を通じて、彼は通算38試合に登板し、14勝5敗、防御率は2.069という素晴らしい成績を残しました。

プロ入り

2023年10月26日のドラフトで、岩井は福岡ソフトバンクホークスから2位指名を受けることとなりました。11月26日、彼は契約金8000万円、年俸1200万円で仮契約を結び、12月4日に福岡市内で入団発表を行いました。彼の背番号は27に決まりました。

ソフトバンク時代

2024年は春季キャンプからB組でスタートし、オープン戦では一軍に昇格。試合ではリリーフとしての役割を果たし、4登板中3試合で複数イニングを投げましたが、3戦全てで失点し、防御率は6.14でした。しかし、チームの一員として開幕を迎えることができました。

選手の特徴

岩井の最大の強みは、大学時代に記録した2780回転の高品質なストレートです。最高速度は156km/hという、期待の持てる投球を誇ります。変化球も持ち合わせており、スライダー、スラーブ、フォークなど多彩な球種を投じます。

初記録

彼のキャリアの始まりは2024年4月4日、千葉ロッテマリーンズとの試合で初登板を果たしました。9回表に4番手として登板、1回無失点で抑える好投を見せ、初奪三振も記録しました。今後の成長がますます楽しみな若手選手です。

代表歴

岩井は2023年に第44回日米大学野球選手権大会の日本代表にも選出され、その実力を証明しました。これからの活躍に期待がかかる彼の今後のパフォーマンスは、多くのファンにとって楽しみです。

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