山内壮馬

山内壮馬 - プロ野球選手から指導者への道

概要

元プロ野球選手の山内壮馬（やまうち そうま）は、1985年7月1日に愛知県豊田市で生まれ、投手として中日ドラゴンズと東北楽天ゴールデンイーグルスで活躍しました。右投右打であり、引退後は名城大学の野球部にて指導者としての道を歩んでいます。彼の祖父の義弟である山内一生は和紙工芸作家です。

経歴

プロ入り前

山内は中日ドラゴンズの熱心なファンの家庭で育ち、特に父親が同球団の納会やイベントに関わっていたため、早くからプロ野球を意識して育ちました。豊田市立梅坪小学校で軟式野球を始め、捕手としても経験を積みましたが、杜若高等学校に進学すると投手へと専念しました。高校時代にはエースとしての座を争う同級生もいる中、全国大会には出場せず、名城大学法学部に進みました。

大学では大坪悟監督の下で正投手の一員として活躍し、最優秀選手や最優秀防御率のタイトルを獲得するなどの成果を上げました。そして、2007年のドラフトで中日から1位指名を受けて入団しました。

中日時代

プロ入り後、2008年に初めて一軍登板を果たし、瞬時に自分の存在感を示しましたが、成績はなかなかついてこず、特に2009年には未勝利に終わりました。しかし、2010年にはついに一軍初勝利を挙げ、2011年には完封勝利を達成するなどの成績を収めました。2012年には自身初の10勝を記録し、チームの主力投手としての地位を確立しました。

2013年には期待されるも怪我に悩まされ、成績は振るわず、2014年には開幕一軍入りを逃し、シーズンを通じて苦しい状況が続きました。2015年には戦力外通告を受け、一時は現役引退も考えました。

楽天時代

中日から戦力外通告を受けた後、山内は楽天への入団テストに挑戦し、見事合格。2016年には再び一軍のマウンドに立つも、果たした登板機会は限られ、その後引退を決意しました。

現役引退後

引退後は古巣中日や地元テレビ局からのオファーもありましたが、自身の指導者としての道を選びました。名城大学のコーチに就任し、指導にあたっています。特に、選手たちが自ら考え行動できるような指導法に努め、其の中で愛知大学野球1部リーグ優勝にも導きました。

選手としての特徴

山内の投球スタイルは、平均球速143km/hの速球を用いたもので、特に打者の手元で沈むシンカーが特徴です。変化球ではスライダーやシュートを持ち味とし、身体の動きの修正に苦労した時期もありました。

人物

山内は同級生であり親友の長谷部康平と共にプロ入りを希望していましたが、彼とのチームメイトになることは叶いませんでした。入団後も指導者としての立場を大切にしつつ、選手たちに影響を与える存在であり続けています。彼は、自身の卒業も大切にし、入団後に必要な単位を取得する努力を続けました。

まとめ

山内壮馬はプロ野球選手としてのキャリアを経て、指導者としても成功を収めています。選手としての経験を生かし、未来の選手たちに深い知識と技術を伝える重要な役割を果たしているのです。

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