岩佐美帆子

岩佐美帆子: 日本の女流棋士

岩佐美帆子（いわさ みほこ）は、2005年8月15日生まれの日本の女流棋士で、関西本部に所属しています。女流棋士番号は76で、岐阜県岐阜市に生まれ育ちました。現在、鶯谷高等学校に在学中で、豊島将之九段の門下生として将棋の技術を磨いています。

将棋との出会い

岩佐は、兄二人の影響で小学4年生の頃から将棋を始めました。小学5年生の時には、東海研修会に入会し、将棋の腕をさらに磨いていきます。2016年には第10回小学生女子将棋名人戦で3位という成績を収め、その後も様々な大会に挑戦しました。

彼女は2016年から2021年にかけて、数々の大会に出場し、着実に成長を遂げました。特に2019年の中学生女子将棋名人戦では準優勝を果たし、決勝ではのちに女流棋士となる佐々木海法と白熱した対局を繰り広げました。

女流棋士への道

2021年12月12日、東海研修会で4連勝を達成し、女流棋士（女流2級）になる資格を得ます。翌2022年2月1日付で正式にプロ入りを果たし、同年3月14日には関西将棋会館でデビュー戦を迎えます。この対局では、優位に進めながらも終盤でのミスにより逆転負けを喫し、彼女自身も反省の言葉を語りました。

現在の活動と棋風

現在、岩佐は女流棋士としてさらに成長を続けており、2023年には女流1級に昇進しました。棋風としては、師匠である豊島将之の得意戦法である角換わりを使いこなし、攻守のバランスが取れたプレースタイルを特徴としています。彼女は豊島の棋譜を参考にしながら日々研鑽を積んでいます。

プライベートな一面

趣味は音楽鑑賞や読書で、意外な一面を持っています。祖父母が豊島将之の地元に住んでおり、帰省の際には直接指導を受けることもあります。また、岐阜県在住の棋士・高田明浩とも交流があり、アドバイスを受けることがあります。特に、先に女流棋士となった岐阜市出身の山口仁子梨・稀良莉姉妹とは、同じ高校の先輩後輩の関係です。

昇段・昇級の履歴

• - 2016年7月: 東海研修会に入会（F1クラス）
• - 2021年12月12日: 東海研修会でB2に昇級し、女流2級資格を取得
• - 2022年2月1日: 女流2級としてプロ入り
• - 2023年4月1日: 女流1級に昇進（年度成績指し分け以上・8勝以上、2022年度成績は9勝9敗）

岩佐美帆子は、今後ますますの活躍が期待される女流棋士です。彼女の成長を温かく見守り、応援していきましょう。

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