岩佐義朗

岩佐義朗は、1928年9月2日に生まれ、2013年3月20日に84歳で亡くなった、日本の土木工学者です。京都大学の名誉教授であり、水工学と河川工学を専門としていました。

1951年に京都大学土木工学科を卒業後、建設省に入省し、河川局治水課や土木研究所で実務経験を積みました。1953年には京都大学の助手となり、その後、講師、助教授を経て、1964年に教授に就任しました。1992年に京都大学を退官後は、地球工学研究会の会長を務めました。

また、1965年にはマサチューセッツ工科大学の客員教授として海外での研究活動も行いました。その他、水理委員会委員長、国際水資源学会副会長、国際水理学会副会長（後に名誉会員）、日本学術会議会員、土木学会関西支部長、土木学会会長など、国内外の数多くの要職を歴任し、学術分野の発展に大きく貢献しました。

岩佐義朗は、その卓越した研究業績により、数々の賞を受賞しています。1958年には土木学会奨励賞、1968年には土木学会論文賞、1996年には土木学会功績賞を受賞しました。さらに、2009年には長年の功績が認められ、瑞宝中綬章を受章しています。

岩佐義朗は、教育者としても多くの優秀な人材を育成し、日本の土木工学の発展に大きく貢献しました。彼の研究成果は、現代の河川管理や水資源開発に大きな影響を与えています。その功績は、学術界のみならず、社会全体においても高く評価されています。

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