岩島章博

岩島章博：バレーボール界の功労者

1. 基本情報

岩島章博（いわしま あきひろ）は1959年4月23日生まれで、岐阜県瑞浪市の出身です。元全日本バレーボール選手であり、選手としてだけでなく、指導者としても多くの功績を残してきました。

2. 学歴とキャリア

彼は瑞浪市立稲津中学校、岐阜県立多治見工業高等学校を卒業後、法政大学に進学し、1982年に同大学を卒業しました。その後、富士フイルムに入社し、バレーボール部に参加しました。1982年から1990年代初頭にかけて、岩島は富士フイルムでインパクトのある選手として成長し、1990年から1992年までは選手兼任コーチとして活動しました。1993年から1998年には本格的なコーチとしてチームを指導しました。

3. プレースタイルと記録

彼のプレースタイルはたぐいまれなもので、1987年度の日本リーグではアタック決定率が驚異の65.6％に達しました。この記録は、Vプレミアリーグの現在に至るまで年度記録としての最高値だとされています。岩島のプレーは観客やファンを魅了し、多くの試合で重要な役割を果たしていました。

4. ビーチバレーにおける挑戦

1987年、彼は三橋栄三郎とペアを組み、第1回ビーチバレージャパンに参加しました。この大会では、決勝にまで進出し、川合・熊田ペアに挑み、準優勝を果たしました。このときの4人は全て富士フイルムの選手ということで、チームの実力を再確認する機会にもなりました。

5. 引退後の活動

現役選手を引退した後、岩島は全日本ジュニア代表の監督や全日本男子チームのコーチとして指導者の道へと進みました。新しい世代の選手たちに自らの経験を伝え、彼らの成長を支援する役割を果たしてきました。

6. 国際大会への参加

岩島は全日本代表としても数々の国際大会に出場しました。1984年ロサンゼルスオリンピック、1988年ソウルオリンピック、さらには1986年の世界選手権など、数多くの試合で日本のために戦いました。また、1983年の第12回ユニバーシアードにも参加しています。

7. 受賞歴

彼の選手としての功績は、実業団の日本リーグで数多くの受賞歴を持つことに表れています。特に、1983年に「黒鷲賞」を受賞し、1986年と1987年にはベスト6賞を受賞しています。これらの賞は彼の卓越した技術とチームへの貢献を証明するものです。

8. 著作

岩島は専門書も執筆しており、「スポーツグラフィックシリーズ バレーボール」（成美堂出版、1998年）、および「バレーボール上達BOOK（実戦に強くなる！）」（成美堂出版、2002年）などがあります。彼の知識と経験が詰まった著作は、多くのバレーボールファンにとって貴重な資料となっています。

9. まとめ

岩島章博のキャリアは、選手としての戦績だけでなく、指導者としての活躍によっても光っています。彼の姿勢は、多くの選手たちに影響を与え、バレーボールの発展に寄与しています。

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