岩手県立宮古北高等学校

岩手県立宮古北高等学校

岩手県立宮古北高等学校は、岩手県宮古市田老地区に所在する公立高等学校です。通称「宮北」として地域に親しまれています。

歴史

1949年、岩手県立宮古高等学校の定時制課程田老分校として創立。当初は田老鉱山分室も設置され、地域産業を支える人材育成も担っていました。

1950年代には、昼間部の設置や学科の改編が行われ、1960年代には鉱山分校がフェーン災害で焼失するも、近隣施設を借りて授業を継続。1970年代には、分校制度の施行や定時制課程の募集停止、全日制課程普通科の設置を経て、1978年に岩手県立宮古北高等学校として独立開校しました。

開校当初は、田老分校からの移籍生と新入生を迎え、地域に根差した教育活動を開始。その後、体育科の設置や校舎の増築、設備の拡充が進められました。2000年代には体育科の募集を停止しています。

年表

1949年：岩手県立宮古高等学校定時制課程田老分校として創立。
1950年：田老鉱山分室が田老鉱山分校に昇格。
1961年：田老鉱山分校がフェーン災害により校舎全焼。
1967年：田老鉱山分校が閉校。
1971年：田老分校定時制課程募集停止、全日制課程普通科を設置。
1978年：岩手県立宮古北高等学校として独立開校。
1990年：全日制課程に体育科を設置。
2000年代：体育科募集停止。

特徴

通学

校舎は川沿いに位置しており、通学路では鮭の遡上が見られることもあります。生徒の多くは三陸鉄道を利用しています。

宮北祭

年に一度開催される学園祭で、生徒たちの活気あふれる姿が見られます。

オリンピア

体育祭に相当する行事で、かつては聖火ランナーによる点火式も行われていました。

東日本大震災

2011年の東日本大震災では、校舎自体は大きな被害を受けませんでしたが、沿岸部が被災したため、一時的に避難所として利用されました。

アクセス

三陸鉄道リアス線 田老駅から徒歩20分
岩手県北バス 田老駅前停留所から徒歩20分
岩手県北バス 宮古北高校前停留所から徒歩1分
三陸沿岸道路 田老南インターチェンジから約600m

卒業生

大村秀哉：音楽バンド「Térra」のドラマー。
小田代直子：民謡歌手、宮古市観光親善大使。

関連項目

* 岩手県高等学校一覧

外部リンク

岩手県立宮古北高等学校

もう一度検索