岩手県立盛岡第四高等学校

岩手県立盛岡第四高等学校

岩手県盛岡市津志田に位置する岩手県立盛岡第四高等学校（通称：志高）は、1964年に設立され、2014年に創立50周年を迎えました。県立高校の中でも、地域学習に力を入れ、特色のある教育を提供しています。

歴史と沿革

この学校は1963年に設置が公布され、翌年に開校式を迎えました。初年度の入学者は男子176名、女子191名の合計367名で、開校時から地域に根ざした教育方針を掲げています。

設立当初から「四高」と呼ばれていましたが、数々の理由から「志高」という愛称が定着しました。この名称は校訓の「大志」に由来し、2000年代には「もりおかしこう」として正式に統一されています。

校訓と校章

校訓として掲げられているのは「誠実、敬愛、大志、真理」です。これらの価値観は、学生に求められる人格形成において重要な要素となっています。さらに、校章は宮沢賢治に由来し、彼が愛したギンドロ樹のシルバーリーフの上に「四高」と書かれています。

制服と学校生活

学生の制服は、男子は一般的な学生服、女子はセーラー服を採用しています。特に女子の制服にはシルバーリーフのマークが刺繍されており、夏服はグレーの半袖パフスリーブとなっています。

部活動

盛岡第四高等学校は、さまざまなクラブ活動が盛んな学校です。特に1994年には野球部が全国高等学校野球選手権大会に初出場を果たしました。また、2015年には文芸部が全国高校生短歌大会にて優勝を達成。そのほか、学校の文化活動も幅広く、全国高等学校文化連盟の事務局が設置されています。

姉妹校

沖縄県立八重山高等学校とは毎年相互に生徒を派遣するなど、密接な関係を持っています。これにより、地域を超えた交流が生まれ、生徒同士の貴重な経験が蓄積されています。

アクセスと周辺情報

盛岡駅東口からは、岩手県交通のバスを利用するのが便利です。さまざまな路線があり、「川久保」バス停からは徒歩で3分ほどで到着します。また、仙北町駅からは徒歩30分の距離に位置しています。

著名な出身者

この学校からは、大村公二（特殊メイクアーティスト）、斎藤純（推理作家）、松田十刻（作家）、ミラノコレクションA.T.（プロレスラー）、武田穂佳（歌人）などが輩出されています。彼らの活躍は、学校の豊かな教育がもたらした成果を示しています。

このように、岩手県立盛岡第四高等学校は、歴史や伝統、文化活動において多くの良い影響を地域社会にもたらしている存在です。

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