岩手県道264号二戸軽米線

岩手県道264号二戸軽米線：二戸と軽米を結ぶ険しい道

岩手県道264号二戸軽米線は、岩手県二戸市と九戸郡軽米町を結ぶ、全長約17kmの一般県道です。二戸市米沢字荒谷を起点に、折爪岳の北側を通過し、九戸郡軽米町軽米字大日向の軽米IC（国道340号交点）に至る路線です。

最短ルートであるが故の困難

地図上では二戸市と軽米町を結ぶ最短ルートとして示されていますが、その実態は険しい山道です。急勾配や急カーブが多く、道路幅も狭いため、運転には高度な技術と注意が必要です。特に、夏場は道路沿いに木々や草が生い茂り、視界を遮るだけでなく、さらに道路幅が狭くなるため、通行は非常に困難になります。

さらに、野生動物との遭遇も高い確率で発生します。野生の猫やウサギ、タヌキなど、様々な動物が道路を横断することがあり、衝突事故の危険性も潜んでいます。これらの要因から、地元住民以外がこの道路を利用することはほとんどありません。

路線状況と重複区間

軽米町中心部、軽米町役場前から軽米ICまでの区間は、国道395号の旧道と重複しています。また、二戸市堀野から二戸市福岡にかけては、岩手県道274号二戸一戸線と重複しています。これらの重複区間は、比較的道路状況が良い傾向にあります。

地理的特徴と交差道路

この路線は、二戸市と九戸郡軽米町という二つの自治体を貫いています。途中の主な交差道路は以下の通りです。

起点：岩手県道32号二戸田子線
二戸市堀野字天神：岩手県道274号二戸一戸線
二戸市福岡字中長嶺：岩手県道274号二戸一戸線
九戸郡軽米町山内字和堂地：国道340号
* 終点：八戸自動車道 軽米IC・国道340号

まとめ

岩手県道264号二戸軽米線は、最短距離を追求した結果、険しい山道となった路線です。急勾配、急カーブ、狭隘区間、そして野生動物の出現など、通行には多くの困難が伴います。地元住民以外が利用することは稀ですが、地域住民にとっては重要な生活道路であることは間違いありません。将来的には道路改良による安全性の向上が望まれます。

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