八戸自動車道

八戸自動車道について

八戸自動車道（はちのへじどうしゃどう）は、岩手県八幡平市の安代ジャンクション（JCT）から青森県八戸市へ至る高速道路です。この道路は、正式な路線名を「東北縦貫自動車道八戸線」とし、略称としては八戸道（はちのへどう）という名称が用いられています。高速道路ナンバリングでは「E4A」が割り振られており、他の関連する高速道路とともに交通の重要な役割を担っています。

概要

八戸自動車道は、東京から青森までを結ぶ国土開発幹線自動車道の一部としての位置付けがされています。この道路は、東京から埼玉県川口市を経由して八幡平市までの区間を除き、安代JCTから八戸インターチェンジ（IC）や八戸北ICの間の道を含む部分が開通区間となっています。特に2014年3月29日には、八戸JCTが三陸沿岸道路と接続しており、そのアクセス性はますます向上しています。

将来的には、八戸北IC以北の各道路（百石道路、第二みちのく有料道路、上北自動車道、みちのく有料道路）を通じて青森市の青森自動車道と接続を計画しており、安代JCTは東北自動車道とも直接繋がっています。これにより、地域間の交通の利便性が高まることが期待されています。

主なインターチェンジ

八戸自動車道には、いくつかのインターチェンジ（IC）が存在します。特に八戸ICからは安代JCT方面への流入のみが可能であり、その為に八戸ICと八戸JCTの間に新たな八戸第2JCT（仮称）の建設が望まれています。八戸北ICまでの区間は全て青森県八戸市内に位置しており、この一帯の交通の中心となっています。

歴史

八戸自動車道の歴史は、1986年11月27日に一戸ICから八戸ICの開通が始まり、続いて1989年には安代JCTから一戸ICまでの区間が開通しました。1995年には一般国道45号百石道路が開通し、2002年には八戸JCTから八戸北ICまでの全線が開通しました。また、2005年には日本道路公団が民営化され、現在は東日本高速道路による管理が行われています。

社会実験としての無料化も行われ、それに伴い様々な経済的な影響も出ましたが、2011年の東日本大震災以降、一部の車両に無料通行の措置が取られるなど支援も行われました。2014年には八戸JCTで三陸沿岸道路との接続が実現し、現在のネットワークが形成されていっています。

道路施設

八戸自動車道には、サービスエリア（SA）が1箇所、パーキングエリア（PA）が2箇所設けられています。折爪SAには24時間営業の売店がある一方、PAはトイレのみに対応しているため、長期の休憩には少し不便な面もあるかもしれません。ガソリンスタンドやレストランは設置されていないことを留意しておく必要があります。

通過する自治体

この道路は、岩手県の八幡平市、二戸市や軽米町を通り、青森県の八戸市にまで至ります。接続する高速道路には、E4の東北自動車道やE45の三陸沿岸道路があり、交通網として非常に重要な位置にあることが分かります。

八戸自動車道は、地域の交通の要として多くの人々に利用されており、今後の更なる発展が期待されています。

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