岩本亮

岩本 亮

プロフィール

岩本 亮（いわもと りょう）は、1985年1月20日生まれ、日本の元ラグビー選手です。佐賀県の出身。彼の主なポジションは、スクラムの最前線で重要な役割を担うプロップ（PR）でした。身長180cm、体重105kgという恵まれた体格は、プロップとしてグラウンドで力を発揮するための大きな武器となりました。

来歴

岩本選手のラグビーキャリアは、地元佐賀県からスタートしました。

学生時代
2003年に佐賀県立佐賀工業高等学校を卒業しました。高校での活躍を経て、同年、東海大学に進学。同大学の体育会ラグビーフットボール部に所属し、さらなるレベルアップを目指しました。東海大学ラグビー部では、後にトップリーグでも活躍する豊田真人選手や吉田良平選手らが同級生として共に汗を流しました。

社会人時代
大学を卒業した2007年、彼はプロップとして、当時ラグビートップリーグに所属していたコカ・コーラウエストレッドスパークスへの加入を決めました。チームは後にコカ・コーラレッドスパークスと名称を変更しましたが、彼は長年にわたりこのチームでプレーを続けました。

トップリーグでの公式戦初出場は、チーム加入から4年後の2011年11月5日のことでした。この日は、ジャパンラグビートップリーグの第2節が行われ、コカ・コーラレッドスパークスは強豪である東芝ブレイブルーパスと対戦。岩本選手はこの試合に途中から出場し、念願のトップリーグのピッチに立ちました。

プロップとしてチームのスクラムを支え、体を張ったプレーで貢献した岩本選手でしたが、2017年をもってコカ・コーラレッドスパークスを退団し、現役生活に区切りをつけました。

ポジションとしてのプロップ（PR）

プロップは、ラグビーのフォワードに位置するポジションの中でも、スクラムの最前列、すなわちフロントローを構成する重要な役割を担います。左右に一人ずつ配置され、フッカーと共に相手チームのフロントローと組み合ってスクラムを形成し、チームの推進力や安定性を生み出す中心となります。強靭な肉体と高いスキルが求められるだけでなく、試合中のラックやモールにおいても体を張ってボールの争奪や保護に関わるなど、グラウンド全体で献身的なプレーが求められるポジションです。岩本選手の体格は、まさにこのプロップという役割に適していました。

関連事項

岩本亮選手に関連する主な事項は以下の通りです。

出身地：佐賀県
出身校：佐賀県立佐賀工業高等学校、東海大学
所属チーム：東海大学体育会ラグビーフットボール部、コカ・コーラレッドスパークス
東海大学時代の同級生：豊田真人、吉田良平

彼のキャリアは、佐賀の地で培われた技術を東海大学で磨き上げ、トップリーグという最高峰の舞台でプロップとして自らの役割を全うした軌跡と言えるでしょう。

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