岩田公雄

岩田公雄

岩田公雄（いわた きみお）氏は、日本のジャーナリストであり、学校法人学習院フェロー、そしてBS11「報道ライブ インサイドOUT」のメインキャスターとして活躍しています。かつては讀賣テレビ放送で報道局特別解説委員やアナウンサーを務め、大阪大学や立命館大学で非常勤講師、学習院大学で特別客員教授を歴任しました。

経歴

北海道旭川市で生まれた岩田氏は、1974年に学習院大学法学部を卒業後、読売テレビに入社しアナウンサーとしてキャリアをスタートさせました。その後、報道記者に転身し、グリコ・森永事件や日本航空123便墜落事故といった重大事件・事故の取材を担当しました。

1986年にはタイ航空機爆発事件の取材でマニラに派遣され、その後、三井物産マニラ支店長誘拐事件を取材。これがきっかけとなり、1987年にNNNマニラ初代支局長に就任しました。1989年には中国・天安門事件の現場を取材し、帰国後には北朝鮮・平壌からの3日連続生中継を初めて実現させるなど、数々の事件現場で記者として活動しました。

1992年からは、桂文珍氏が司会を務める情報番組「ウェークアップ!」に解説委員としてレギュラー出演。その後も「情報ライブ ミヤネ屋」や、かつての部下である辛坊治郎氏が起用された「ウェークアップ」に解説・コメンテーターとして出演しました。2007年9月までは、日本テレビとの共同制作番組「ザ・ワイド」にも出演していました。定年退職後も解説委員を務め、2015年3月末に退職。同年4月からは学習院大学法学部の特別客員教授に就任しました。

2018年4月には、リニューアルされたBS11「報道ライブ インサイドOUT」のメインキャスターに就任し、月曜日から木曜日を担当。2019年4月には学校法人学習院フェローに転籍し、客員教授時代から担当していた大人数での授業も継続しています。現在は、一般社団法人青年海外協力隊・プラザ大阪名誉会員、一般社団法人協力隊を育てる会の理事も務めています。

人物・エピソード

父親が警察官であったため、幼少期は北海道内を転々としました。大学時代にはフェンシングに打ち込んでいたそうです。

日本航空123便墜落事故の現場取材経験を映画監督の原田眞人氏に語ったことがきっかけで、同事故を題材とした映画『クライマーズ・ハイ』では取材協力として名前がクレジットされています。

NNNマニラ支局長時代には、青年海外協力隊員を紹介されたことがきっかけで、途上国での取材の際には協力隊の活動現場も積極的に視察するようになりました。ペルー日本大使公邸人質事件では2度現地へ飛び、解放後最初の青木盛久氏への単独インタビューを行いました。

2008年の東京マラソンでは、「ウェークアップ!ぷらす」の企画でフルマラソンに初挑戦し、完走を果たしました。座右の銘は「生涯一記者」です。

出演番組

情報ライブ　ミヤネ屋
報道ライブ インサイドOUT
ウェークアップ

著書

テレビで言えなかったニュースの裏側!～報道現場から世界の真実が見える!
30秒で人を動かす話し方

外部リンク

読売テレビ ウェークアップ
読売テレビ『解説委員室』
読売テレビblog『ニュースのウラ側』

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