岩田千絵

岩田千絵

岩田千絵（いわた ちえ、1982年7月11日 - ）は、熊本県出身の日本の女子柔道家。階級は57kg級。身長159cm、血液型はA型。段位は四段。組み手は左組みで、内股、大外刈を得意とする。

人物

6歳から谷亮子も所属していた東福岡柔道教室で柔道を始める。幼少の頃から腕力が強く、同い年の従兄弟を泣かせるほどだった。小学校5年生の時には、全国少年柔道大会で男子相手に団体戦でチームを優勝に導き、個人戦でも3位に入賞。マルちゃん杯団体戦では2位となる。翌年の全国少年柔道大会では、団体戦で2位、個人戦では5位という結果だった。淑徳中学2年生の時には、全国中学校柔道大会56kg超級で優勝を果たす。しかし、3年生の時には東京予選で敗れ、全国大会への出場は叶わなかった。

淑徳高校に進学後、2年生の全日本ジュニア57kg級で3位に入賞。全国高校選手権では見事優勝を飾る。3年生の金鷲旗では、同級生の岡明日香（70kg級）や1つ年下の中沢さえ（78kg級）らとともに決勝まで進出。福岡工大附属高校との対戦では、大将戦で中沢が敗れたため、チームは2位に終わった。

2001年に淑徳大学に進学すると、全日本ジュニアでは2位だったものの、学生体重別では1年生にして優勝を果たす。2年生の時には、学生体重別で3位、全国女子体重別でも3位に入賞。チェコ国際では3位に入賞。同大会では、52kg級から階級を上げてきた北朝鮮のケー・スンヒに準々決勝で一本勝ちを収めた。大学3年からは、2年連続で全日本学生柔道優勝大会において、後輩の中沢や國原頼子らとともに決勝に進出するも、いずれも東海大学に敗れ、2位に終わった。

2005年からは、コマツ女子柔道部に所属。2006年からは、無差別の全日本選手権に57kg級の選手ながら4年連続で出場を果たした。2007年の実業柔道選手権では、三井住友海上の徳久瞳を破り、優勝を飾った。また、2007年からは実業団体でコマツの4連覇に貢献した。

2009年には、アジアマーシャルアーツゲームズで優勝。2010年の世界団体では、3位決定戦でブラジルのラファエラ・シルバを内股で破り、チームの3位入賞に貢献した。

小学生の頃から男子相手にも活躍し、中学から大学まで各年代の全国大会を制覇するなど、常に注目を集めてきた岩田だったが、結果として個人戦で日本代表になることはできなかった。

戦績

1993年 - 全国少年柔道大会 個人戦 3位 団体戦 優勝
1993年 - マルちゃん杯 団体戦 2位
1994年 - 全国少年柔道大会 個人戦 5位 団体戦 2位
1996年 - 全国中学校柔道大会 2位(56kg超級)
1999年 - 金鷲旗 3位
1999年 - 全日本ジュニア 3位
2000年 - 全国高校選手権 優勝
2000年 - 金鷲旗 2位
2001年 - 全日本ジュニア 2位
2001年 - 学生体重別 優勝
2002年 - 学生体重別 3位
2002年 - 全国女子体重別 3位
2002年 - 福岡国際 3位
2003年 - チェコ国際 3位
2003年 - 全日本学生柔道優勝大会 2位
2003年 - 学生体重別 3位
2004年 - 全日本学生柔道優勝大会 2位
2005年 - 実業団体 2位
2005年 - 実業柔道選手権 3位
2005年 - カナダ国際 優勝
2006年 - 実業団体 2位
2006年 - 実業柔道選手権 3位
2007年 - 実業団体 優勝
2007年 - 実業柔道選手権 優勝
2007年 - 青島国際 3位
2008年 - 実業団体 優勝
2008年 - 講道館杯 3位
2008年 - 韓国国際 優勝
2009年 - ワールドカップ・ソフィア 3位
2009年 - アジアマーシャルアーツゲームズ 優勝
2009年 - 実業団体 優勝
2010年 - 実業団体 優勝
2010年 - 世界団体 3位
2011年 - 体重別 3位

(出典、JudoInside.com)。

脚注

外部リンク

岩田千絵 - JudoInside.com (英語)
岩田千絵 - 国際柔道連盟 (英語)

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