岩見沢市民会館・文化センター

岩見沢市民会館・文化センター「まなみーる」：歴史と魅力あふれる文化拠点

北海道岩見沢市に位置する岩見沢市民会館・文化センターは、市民の文化活動の中核を担う多目的ホールです。愛称である「まなみーる」は、市内小学生のアイデアから生まれた造語で、「学ぶ」と「見る」を組み合わせた言葉です。

歴史

市民会館の起源は1955年に遡ります。当初は旧市立病院を改築した施設で、図書館や講堂なども併設していました。その後、1963年に現在地に移転新築。1983年には岩見沢市開基100周年、市制40周年を記念して文化センターが誕生し、一体的な文化施設として発展を遂げました。2003年には、市民会館が全面的に建て替えられ、現在の「まなみーる」が完成しました。

施設概要

「まなみーる」は、市民会館と文化センターが一体となった複合施設です。レンガ造りの重厚な外壁は、1983年に建設された文化センターの建築様式を受け継いでいます。内部は、高齢者や障がい者、幼児にも配慮したバリアフリー設計となっており、スロープや点字表示などが設置されています。

市民会館

市民会館は、1165人を収容可能な大ホールを擁しています。大ホールのステージは、間口18m×奥行14.7m、高さ11mと広々としており、反響板も常設されています。緞帳は、岩見沢出身のデザイナーである栗谷川健一氏による「太陽」のデザインが採用されています。このほか、大小様々な多目的室、リハーサル室、アーティストルーム、レストラウンジなどが整備されています。多目的室は、必要に応じて仕切りを取り外すことで、大きな空間として使用することも可能です。

文化センター

文化センターには、514席を備えた中ホール、展示室、音楽室、練習室、会議室兼創作室などが設けられています。これらの施設は、演劇や音楽、美術など、様々な文化活動の拠点として活用されています。

アクセスと周辺環境

「まなみーる」は、国道12号（岩見沢バイパス）と駅前通沿いに位置し、交通アクセスに優れています。周辺には、空知総合振興局、日本年金機構岩見沢年金事務所、駒沢看護保育福祉専門学校、岩見沢市立総合病院、岩見沢郵便局、北海道岩見沢農業高等学校などの施設が近接しています。また、「まなみーる」は、緑豊かなはぎぞの緑地にも隣接しており、自然豊かな環境の中で文化に触れることができます。

まとめ

岩見沢市民会館・文化センター「まなみーる」は、歴史と伝統を受け継ぎながら、現代的な設備とバリアフリー設計を備えた、地域に愛される文化拠点です。多様な文化活動を支援する施設として、これからも岩見沢市の文化発展に大きく貢献していくでしょう。その歴史と、地域住民の文化活動に貢献する役割を担う「まなみーる」は、岩見沢市の魅力を象徴する存在と言えるでしょう。

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