岬 (ロンドンブーツ1号2号の曲)

「岬」（みさき）

「岬」は、お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号のデビューシングルとして2000年12月6日に発売されました。この曲は、彼らの音楽キャリアの始まりを示す重要な作品であり、同時にユーモア溢れる彼らの個性を反映しています。

シングルの特徴

このシングルの制作過程は、特に興味深いエピソードがいくつかあります。コンビのメンバーである淳は、自らのレコーディングパートがスムーズに進んだものの、相方の亮のパートでは思わぬ困難が待ち受けていました。亮は音痴であったため、レコーディングが難航し、最終的には本人とは異なる声を使用せざるを得なかったというエピソードがあります。このことは、淳が自身の経歴についてカミングアウトをするまで、亮本人も知らなかったそうです。このようなユニークな裏話とともに、シングルはリリースされました。

収録曲

シングルには、以下の曲が含まれています。

1. 岬

作詞・作曲を手掛けたのは真島昌利で、編曲はTOUL SOUL BROTHERSが担当しました。この曲は、日本テレビ系列のドラマ『新宿暴走救急隊』のオープニングテーマでもあり、多くの視聴者に親しまれました。淳は、テレビでこの曲に言及する際に、「いい方のマーシーが作ってくれた」「犯罪を犯してない方のマーシーが作ってくれた」と冗談を交えてコメントすることがあります。この独特な表現が、曲の楽しさとロンドンブーツ1号2号の個性を引き立てています。

2. HEY! SLOT MACHINE

このトラックは、作詞が佐々木収、作曲・編曲を鈴木秋則が担当しています。タイトルからわかるように、賑やかで楽しい雰囲気を持ち、シングルの中で異なる魅力を提供しています。

3. 岬 (Instrumental)

「岬」のインストゥルメンタルバージョン。歌詞のないサウンドを通じて、楽曲の雰囲気を楽しむことができます。

4. HEY! SLOT MACHINE (Instrumental)

こちらも、バンドのもう一つの曲「HEY! SLOT MACHINE」のインストゥルメンタル。曲者を引き立てるメロディを堪能できる一曲です。

結論

ロンドンブーツ1号2号の「岬」は、彼らのお笑いの世界と音楽が交差する象徴的なデビューシングルです。その制作背景や収録曲の多様性から、単なる音楽作品としてだけでなく、彼らのストーリーを知る手がかりともなります。今後も、このシングルはファンの間で語り継がれることでしょう。

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