岳東華

岳東華（ユエ・ドンホァ）

岳東華は、1995年10月19日に台湾の宜蘭県で生まれたプロ野球選手で、内野手として中信兄弟に所属しています。彼はタイヤル族に属し、右投左打のスタイルを持つ選手です。岳東華は野球の才能を受け継いだ家庭に生まれ、彼の弟たちもプロ野球選手として活躍しています。特に、弟の岳少華はCPBLの富邦ガーディアンズに所属し、岳政華も中信兄弟でプレーしています。

経歴

岳東華の野球キャリアは、2017年に開南大学からドラフト3位で中信兄弟に入団したことから始まります。入団後の2019年には60試合に出場し、6本のホームランを打ち、打率3割という優れた成績を保持しました。この活躍によって、彼はユーティリティープレイヤーとして2019年のWBSCプレミア12チャイニーズタイペイ代表にも選ばれました。

2020年シーズンでは、開幕スタメンを獲得し、9番打者として遊撃手として先発する機会を得ましたが、当時19歳の江坤宇にポジションを奪われる場面が多く見られました。6月19日の楽天モンキーズ戦では自身初のサヨナラホームランを放ちましたが、その後は出場機会が徐々に減少し、7月7日に怪我から復帰した林智勝と交代で二軍に降格します。後に、彼は左足首の挫傷が判明し、8月18日の二軍戦で実戦復帰を果たしました。続く9月1日には富邦ガーディアンズ二軍戦で1試合3本のホームランを放ち、再昇格を果たしました。最終的に、2020年度のシーズンでは76試合出場、打率.291を記録しています。

2021年1月には左足首の怪我が再発し、全治6ヶ月の長期離脱を余儀なくされますが、5月6日の楽天モンキーズ二軍戦で復帰を果たしました。

選手としての特徴

岳東華は、捕手と一塁手以外のポジションを自在に守れる柔軟なユーティリティープレイヤーです。彼の特筆すべき点は、スイングスピードが速く、パワーのある打撃を展開できることです。これにより、広い範囲にわたって安打を放つ能力を持っています。

主な記録と表彰

• - 初出場: 2017年10月8日、対Lamigoモンキーズ
• - 初安打: 2018年5月18日、対Lamigoモンキーズ
• - 初本塁打: 2019年7月21日、対統一ライオンズ
• - 最優秀芸術賞: 2019年に受賞

彼は背番号98をつけており、将来の日本や海外での活躍にも期待がかかります。岳東華の今後の成長と活躍に目が離せません。

もう一度検索