岸和郎

岸 和郎（きし わろう）

岸和郎は1950年7月12日に神奈川県に生まれた日本の著名な建築家です。彼は京都美術工芸大学の特任教授として活動する傍ら、京都造形芸術大学大学院の教授、京都大学名誉教授、京都工芸繊維大学名誉教授として教育界においても影響力を持っています。また、アメリカ建築家協会（AIA）の名誉フェローとして国際的な評価も得ています。

来歴

岸は1973年に京都大学工学部電気工学科を卒業し、その後1975年に同大学の建築学科を卒業しました。1978年に大学院の修士課程を修了し、その後1981年に岸和郎建築設計事務所を設立しました。彼の事務所は1993年にK.ASSOCIATES/Architectsに改称され、今も活発な活動を続けています。

彼は1981年から1993年にかけて京都芸術短期大学にて教鞭を執り、さらには2003年にはカリフォルニア大学バークレー校で客員教授としての経験を持ちます。2004年にはマサチューセッツ工科大学の客員教授も務め、教育活動においても広範な影響を及ぼしました。1993年から2010年までは京都工芸繊維大学で講義し、次いで2010年から2016年まで京都大学大学院工学研究科建築学専攻の教授を務めました。2016年から2022年までは京都造形芸術大学大学院芸術研究科の教授として教育に従事し、2023年からは京都美術工芸大学大学院の特任教授に就任しています。

受賞歴

岸和郎はその設計において多くの刊行物や受賞歴を有しています。1993年には日本建築家協会の新人賞を受賞し、1995年にはケネス・F・ブラウンアジア太平洋デザイン賞功労賞を受賞しました。1996年には日本建築学会賞の作品賞も受賞し、2007年には国際的なグッドデザイン賞を獲得しています。さらに、2008年にはアジアパシフィックインテリアデザイン賞の金賞、2009年には大阪市ハウジングデザイン賞など、数多くの賞を獲得しています。2012年には香港デザイナー協会のグローバルデザイン賞金賞も受賞しました。

2014年には第6回建築人賞奨励賞やフリッツヘーガー賞2014ブリックアーキテクチャ部門特別賞、平成26年度京都景観賞建築部門奨励賞など、多岐にわたって評価を受けました。

代表作品

岸の代表的な作品やプロジェクトに関しては、多くの人々に深く印象を与えるものがあります。彼の作品は日本国内外で評価され、特にその独自性と革新性が高く評価されています。

主な出版物

これまでに多くの論文や 작품が出版されており、建築界において確固たる地位を築いています。

岸和郎の業績は、彼の建築に対する情熱や教育における貢献により、今なお多くの人々に影響を与え続けています。

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