岸田行倫

岸田行倫のプロフィール

岸田行倫（きしだ ゆきのり）は1996年10月10日生まれで、兵庫県川西市出身のプロ野球選手です。ポジションは捕手で、現在は読売ジャイアンツに所属しています。右投右打の選手であり、彼の経歴と成績を詳しく見ていきましょう。

経歴

プロ入り前

岸田は報徳学園高校で野球を始め、1年生の時から内野手としてチームに貢献しましたが、チームの捕手不足を背景に2年生の時に捕手に転向しました。その後、2年春と3年春には甲子園に出場し、特に3年春の沖縄尚学戦ではリリーフピッチャーとしても活躍しました。彼の成績は素晴らしく、最速145km/hを記録。3年夏には甲子園出場は逃しましたが、高校日本代表に選出され、U-18アジア選手権でチームの一員として準優勝に貢献しました。

大阪ガス時代

高校卒業後は大阪ガスに入社し、1年目から正捕手を務め。2015年と16年には日本選手権での4強入りに寄与しました。特に2016年の準々決勝では先発投手をリードし、ノーヒットノーランを成し遂げるなど、彼の才能が光りました。この時、複数の球団から評価を受けることとなります。

プロ入りとジャイアンツ時代

岸田は2017年度のドラフトで読売ジャイアンツから2位指名を受け、契約金7000万円、年俸1200万円でプロ入りを果たしました。初年度は春季キャンプから一軍でスタートしたものの、怪我により二軍での活動が中心でした。2019年にはようやく一軍デビューを果たしますが、なかなか出場機会には恵まれませんでした。

2020年には、長期離脱した小林誠司に替わる形で出場し、初安打、初打点、初本塁打を次々と記録しました。2021年には再び一軍昇格を果たしますが、出場機会は限られていました。2022年には、原監督の信任も受けた岸田が多く起用される期待を抱かれましたが、成績面での成長が求められました。2023年には、代打でのサヨナラ本塁打を決める活躍を見せ、最終的には46試合に出場し、打率.250、2本塁打を記録しました。

選手としての特徴

岸田は強肩であり、二塁送球はわずか1.8秒という驚異的なスピードを誇ります。また、打撃では広角に打ち分ける技術があり、バランスの取れた攻守で高い総合力が評価されています。2023年シーズン終了後の盗塁阻止率は.538という優れた数字を記録しています。

人物

愛称は「きっしゃん」。地元の先輩である古田敦也選手とは同じ少年野球チームでプレーした縁があります。また、チームのムードメーカーとしても知られ、独特の個性を持つ存在です。試合前にはチームメイトを笑わせるユニークなアイデアを持ち込むなど、彼の明るいキャラクターはチーム内で愛されています。

まとめ

岸田行倫選手は、若手ながらも注目されるプロ野球選手であり、今後の成長が期待されています。今後のプレーを見逃せません。

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