岸野圭作

岸野圭作

岸野圭作（きしの けいさく、1953年9月8日 - ）は、日本の日本画家。本名は同じ。和歌山県御坊市出身。日展会員として知られています。

プロフィール

氏名: 岸野圭作
本名: 同じ
生年月日: 1953年9月8日
出身地: 和歌山県御坊市
所属: 日展会員

略歴

岸野圭作は、1953年に和歌山県御坊市で、8代続く造り酒屋の次男として生まれました。和歌山県立日高高等学校を卒業後、専修大学経営学部を中退し、日本画家としての道を歩み始めます。加藤東一に師事し、その才能を開花させました。

1976年、日展に初入選し、日春展で奨励賞を受賞。1980年と1989年には、日展で特選を受賞するなど、早くからその実力が認められました。1994年には、『百富士展』（東京セントラル美術館）に出品し、1995年には日展会員となります。

2002年には、御坊市文化賞を受賞。2003年に長野県松本市へ転居し、2005年には安曇野市へ移り住み、安曇野の豊かな自然をモチーフにした作品を数多く制作しています。

2006年、日展評議員に就任。2007年には、京都醍醐寺霊宝館にて『安曇野から京へ』展を開催。2009年には、写真家 飯島幸永と梓川アカデミア館（松本市）にて「撮る・描く」二人展を開催。同年、日展審査員を務めます。2010年には、長野県在住の日展評議員三人展を開催。2011年には、日本橋高島屋で個展「岸野圭作日本画展」を開催しました。

2012年4月から2013年にかけて、『美術の窓』誌上にて安曇野と松本を描く撮る連載を担当。2013年には、安曇野市豊科近代美術館にて「岸野圭作日本画展 点より線に」を開催。2014年6月には、日本橋高島屋で「岸野圭作日本画展 表具と共に」を開催。9月には、安曇野写生展（安曇野高橋節郎記念美術館）に出品。改組新第1回日展では審査員を務めました。

2017年6月11日、安曇野市豊科の法蔵寺本堂釈迦三尊像の後背壁画を完成させ、除幕式を実施。2018年7月には、『第１回安曇野涼風扇子公募展』を実行委員長として始め、同年、日本橋高島屋で個展「岸野圭作日本画展 安曇野春秋」を開催。2020年、改組第7回日展において、出品作品「草宴」が東京都知事賞を受賞。2023年には、安曇野市豊科近代にて「岸野圭作（古希記念）回顧展　〜先人と共に〜」を開催しました。

家族

父方の伯父に、宮城事件の主謀者として終戦の玉音放送直前に皇居二重橋前広場で自決した椎崎二郎陸軍中佐がいます。また、妻の伯父に日本画家の加藤東一がいます。

主な活動

日展への出品・受賞
個展・グループ展の開催
雑誌連載
壁画制作
公募展の企画・運営

特徴

岸野圭作の作品は、安曇野の風景を繊細な筆致で描き出すものが多く、自然の美しさを追求する姿勢が特徴です。伝統的な日本画の技法を основы にしながらも、現代的な感性を取り入れた独自の表現を追求しています。

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