島原市立第五小学校

島原市立第五小学校の概要

島原市立第五小学校（しまばらしりつ だいごしょうがっこう）は、長崎県島原市の大下町に位置する公立の小学校です。通称は「島五小」や「第五小」、あるいは「五小」と呼ばれています。この学校は島原市南部、南島原市の深江地区と接する安中地区に構えており、地域に根ざした教育活動を展開しています。

歴史

島原市立第五小学校は1882年に創立され、2012年にはその130周年を迎えました。この長い歴史の中で、学校は地域の教育を牽引してきました。学校の教育目標は、地域の特性を活かしながら、子どもたちに豊かな心と健全な体を育むことに重点を置いています。

校章と校歌

校章には梅の花弁が描かれ、その中央には「五小」という文字が縦書きで配置されています。このシンプルでありながらも印象的な校章は、学校のアイデンティティを象徴しています。また、校歌は作詞を西島宏、作曲を山口健作が手掛けており、歌詞には三番までありながらも校名は登場しません。これは生徒たちが共通の意識を持ち、一体感を高めるための工夫といえるでしょう。

校区と中学校区

学校の校区には、島原市の北上木場町、南上木場町、白谷町など多岐にわたる地域が含まれています。さらに、校区内の中学校へは島原市立第三中学校が指定されています。これにより、児童は小学校から中学校へと一貫した教育を受けることができる体制が整っています。

沿革

中木場小学校の歴史

島原市立第五小学校の前身である中木場小学校は1879年に設立され、1882年には「公立中等園田小学校」と改称されます。1886年には小学校令の施行に伴って「尋常中木場小学校」と名を変え、その後も多くの改称や統合を経て成長しました。1916年には中木場農業補習学校を併設し、1927年には安徳尋常高等小学校との統合により「安中尋常高等小学校」が設立されました。

安徳小学校の歴史

同様に、安徳小学校も1882年に設立され、1886年には尋常中木場小学校の安徳分教場として名称が変更されました。その後の町村制による統合を経て、1893年には独立した学校としての道を歩むことになります。1927年には中木場尋常高等小学校との統合により閉校されました。

統合と新たなスタート

1927年の統合を経て、安中尋常高等小学校が新設され、1940年には島原市の設立に伴い、正式に「島原市立第五小学校」と名を改めました。その後、多くの改革と進化を遂げ、1996年には本校舎の全面復帰を果たしました。今日では、コンピュータ教育や災害対策教育にも力を入れており、地域社会との連携を大切にした教育を行っています。

交通アクセス

島原市立第五小学校へのアクセスは便利で、最寄りのバス停は「五小前」や「中木場」にあり、多くの生徒たちが利用しています。国道57号の「島原市中木場」交差点も近く、マイカーでのアクセスも容易です。

周辺施設

学校周辺には、保育園や幼稚園、さらには島原市立第三中学校や私立の高校、特別支援学校もあり、教育の環境が整っています。地域社会と密接に連携した教育を行う上で、このような施設が充実していることは大変重要です。

島原市立第五小学校は、地域の教育の核として、多様な教育プログラムを提供し続けており、地域住民とも共に成長していく学校として、その役割を果たしています。

もう一度検索