島孝明

島孝明について

島孝明（しま たかあき）は、1998年6月26日生まれで千葉県佐倉市の出身の元プロ野球選手です。ポジションは投手で、右投げ右打ちの選手として知られています。彼の野球人生は、学生時代の活躍を経て、プロ入りし、さらには引退後の進路に注目が集まっています。

経歴

プロ入り前

島の野球キャリアは兵庫県宝塚市でスタートし、1歳から千葉県佐倉市で育ちました。小学校時代にはユーカリベアーズ・ジュニアコスモスで軟式野球を始め、捕手としてプレーしました。中学校では佐倉シニアで活動し、投手に転向。彼が高校に進学したのは東海大市原望洋高で、ここでの彼の成長ぶりは目を見張るものでした。特に、高校1年生の夏には、全国高校野球選手権千葉大会で5回戦に出場し、チームが甲子園に出場するなど、その腕前が注目を浴びました。

2年生の秋には球速が148km/hに達し、3年生の春季千葉県大会では無四球で16奪三振を記録。春季関東大会では素晴らしいピッチングを披露し、名実ともに注目の投手としての地位を確立しました。さらに、アジア大会にもU-18日本代表として出場し、実力を証明しました。

プロ入り

2016年のNPBドラフトで、故郷チームの千葉ロッテマリーンズから3巡目で指名を受け、契約金5000万円、年俸600万円という条件で入団しました。背番号は40番です。プロ入り初の2017年シーズンには、一軍での登板経験はなかったものの、翌年にはイースタン・リーグで11試合に登板しました。しかし、制球に苦しみ、防御率は10.80に達しました。

2019年には状況が改善し、防御率2.00を記録するなど一定の成績を残しましたが、一軍昇格には至らず、シーズン終了後に契約解除を通告されました。その後、現役引退を決意し、同時に大学進学を目指しました。

現役引退後

引退後は、國學院大學に進学し、人間開発学部で学ぶことになりました。大学での勉強に加え、2022年にはWBSC U-23ワールドカップの日本代表チームにクオリティコントロールスタッフとして参加するなど、注目の経歴を重ねています。また、2024年には大学を卒業し、中学・高校の保健体育科教員免許を取得した後、慶應義塾大学大学院への進学も予定しています。

選手としての特徴

島はスリークォーターの投球フォームを持ち、ストレートに加え、スライダーやカットボール、カーブなど多彩な変化球を投げることができる本格派の右腕です。高校時代には140km/h以上の速球を投げ、最速は153km/hに達しました。その圧倒的な球速と制球力を武器に、将来が期待された選手の一人です。勝ち進む過程で、彼は多大なプレッシャーの中で成長し続けてきました。

総括

島孝明は、その学びを生かし、選手から教員へという新たな道を歩むことを選びました。プロ選手としての経験は、彼の未来のキャリアに大いに役立つことでしょう。彼の今後の活躍にも注目です。

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