島根県立松江緑が丘養護学校

島根県立松江緑が丘養護学校について

島根県立松江緑が丘養護学校（しまねけんりつ まつえみどりがおかようごがっこう）は、島根県松江市上乃木に位置する病弱教育に特化した特別支援学校です。この学校は、小学部、中学部、高等部の三部構成を持ち、病弱な児童や生徒のための教育を提供しています。2025年時点では、在籍者数は48名に達し、地域社会に貢献し続けています。

沿革

この学校の歴史は1957年にさかのぼり、その年の6月には国立島根療養所において、入院中の児童や生徒に対して養護教室が設けられました。1959年4月には公立学校として正式に認可され、知事の恒松安夫により「生祥学園」と名付けられ、松江市立乃木小学校の分教室として設立されました。同年9月には松江市立第三中学校の分教室も設立され、1950年代から60年代初頭にかけて着々と発展していきました。

養護学校としての独立校舎が完成したのは1963年4月で、これにより島根県松江市立養護学校生学園として活動を開始します。その後、1966年には校名が「島根県松江市立生祥養護学校」に変更され、1972年には現在の「島根県立松江緑が丘養護学校」という名前に改称されました。この時点で、小学部は7クラス、中学部は5クラス、教職員は22名が在籍していました。

1980年代にはさらなる発展があり、1985年に高等部が設置され、その後も創立20周年や30周年などの重要な節目を迎えています。また、1997年にはスクールバス「緑が丘号」が導入され、交通教育の充実が図られました。

教育環境の整備

時代が進むにつれ、教育環境の改善は続きました。2005年には病弱虚弱児療育支援教室「みどり教室」が開設され、さまざまな支援が行われるようになりました。近年ではICT環境の整備も進められ、特に新型コロナウイルス感染症の影響で、感染症対策としても様々な取り組みが実施されています。2023年には普通教室と特別教室の照明がLED化され、リラックスルームが整備されました。

このように、島根県立松江緑が丘養護学校は、創立以来60年以上の歴史を持ちながら、生徒たちの学ぶ環境を整え続け、地域コミュニティにおいても重要な役割を果たしています。学校の所在地は、松江市上乃木五丁目にあり、地域とのつながりを大切にしながら、教育活動を展開しています。

公式情報

学校の公式ホームページやSNSも活用され、さらなる情報発信が行われています。学校運営協議会や教育後援会も活発になり、地域との結びつきを深める活動が進められています。島根県立松江緑が丘養護学校は、これからも地域の支援を受けながら、病弱な児童や生徒へのきめ細かな支援を続けていくことでしょう。

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