島根県立浜山公園陸上競技場

島根県立浜山公園陸上競技場の概要

島根県立浜山公園陸上競技場は、島根県出雲市に位置する陸上競技専用の競技場です。この施設は、島根県が管理しており、出雲スポーツ振興21によって運営されています。競技場は、主に陸上競技を中心に、さまざまなスポーツイベントにも利用されることが特徴です。

施設の基本情報

主競技場

• - タイプ：日本陸上競技連盟第1種公認
• - トラック：400メートル×9レーン
• - グラウンド：天然芝使用
• - 収容人数：15,700人（メインスタンドは座席、バックおよびサイドスタンドは芝生エリア）
• - フィールドサイズ：106メートル×69メートル
• - 照明設備：未設置
• - 電光掲示板：9メートル×21メートルの大型掲示板

補助競技場

• - タイプ：日本陸上競技連盟第3種公認
• - トラック：400メートル×6レーン
• - フィールドサイズ：105メートル×68メートル
• - 照明設備：未設置

主なイベントの紹介

当競技場では、これまでに多くの重要な大会や試合が開催されてきました。1980年から現在に至るまで、吉岡隆徳記念出雲陸上競技大会が継続的に行われており、出雲市のスポーツイベントの中でも重要な位置を占めています。また、1989年から2000年まで行われた出雲全日本大学選抜駅伝競走も、地域のスポーツ文化に貢献しました。

1993年には、プレシーズンマッチとしてサンフレッチェ広島F.CとCAインデペンディエンテの対戦が行われ、2002年にはアイルランド代表とサンフレッチェ広島の親善試合も実施されました。さらに、2004年には全国高等学校総合体育大会が行われ、高校生アスリートたちの熱戦が繰り広げられました。

最近では、2015年に日本女子サッカーリーグにおいて岡山湯郷Belleとベガルタ仙台レディースの公式戦が開催されるなど、サッカーのイベントも盛んです。また、2019年には松江シティFCのホームゲームが3試合行われ、地域のサッカー熱も高まっています。

主な記録

2800メートルの走距離での日本記録に関して、当競技場で数回の素晴らしい成績が記録されています。特に、小坂田淳選手の32秒68（2005年4月24日）や、金丸祐三選手の32秒32、32秒29（どちらも2008年、2009年）など、いずれも日本およびアジア最高記録に認定されています。

また、藤光謙司選手も複数回にわたり、300メートルで32秒21の日本記録を達成しており、若手アスリートにとっても目標となる場所です。さらに、堤雄司選手が2008年にジュニア日本新記録となる55メートル57の円盤投を記録していることも特筆すべき成果です。

競技場は、陸上競技愛好者にとって魅力あふれる場所であり、出雲市のスポーツ文化を支える重要な施設としての役割を果たしています。今後も多くの選手たちがこの場を活用し、更なる記録を達成していくことでしょう。

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