島根県道・広島県道7号浜田作木線

島根県道・広島県道7号浜田作木線

島根県道・広島県道7号浜田作木線（しまねけんどう・ひろしまけんどう7ごう はまださくぎせん）は、島根県浜田市と広島県三次市を結ぶ主要地方道として位置づけられています。この路線は、島根県西部から広島県北部にかけての地域間を結ぶ重要な役割を担っています。路線の総延長は約74.9キロメートルに及びます。

路線概要

本路線の起点は島根県浜田市朝日町にあり、国道186号と接続する地点から始まります。終点は広島県三次市作木町大津に位置する両国橋の東詰で、ここでは国道375号および広島県道・島根県道112号三次江津線と交差しています。

この路線は、1965年（昭和40年）3月31日に県道として認定されました。その後、1993年（平成5年）5月11日には建設省（現在の国土交通省）によって主要地方道に指定され、その重要性が改めて認識されることとなりました。

路線状況

浜田作木線は、その長い路線長の多くの部分で他の道路との重複が見られます。特に、広島県内の区間は全てが他の路線との重複区間となっており、本路線の単独区間は島根県内にのみ存在します。このため、広島県における実質的な路線延長はごくわずか（約70メートル程度）に過ぎません。

重複する主な路線としては、以下のようなものが挙げられます。

島根県道・広島県道5号浜田八重可部線（浜田市朝日町 - 浜田市旭町今市）
島根県道41号桜江金城線（浜田市金城町下来原 - 浜田市金城町今福）
島根県道52号弥栄旭インター線（浜田市旭町丸原 - 浜田市旭町今市）
島根県道50号田所国府線（浜田市旭町本郷）
島根県道297号皆井田江津線（邑智郡邑南町日貫 - 邑智郡邑南町中野）
島根県道327号市木井原線（邑智郡邑南町矢上 - 邑智郡邑南町井原）
広島県道・島根県道112号三次江津線（邑智郡邑南町矢上 - 三次市作木町大津）
国道261号（邑智郡邑南町井原）
* 広島県道・島根県道4号甲田作木線（邑智郡邑南町下口羽 - 三次市作木町大津）

このように、複数の県道や国道と重複しながら、この路線は島根県浜田市から邑智郡邑南町を経由し、広島県三次市へと至るルートを形成しています。

地理

本路線は、島根県の浜田市から内陸部へと進み、邑智郡邑南町を通過した後、江の川を渡って広島県三次市に入ります。特に、邑智郡邑南町下口羽と三次市作木町大津の間では、中国地方最大の河川である江の川を両国橋で渡ります。この橋は、島根県と広島県の県境に位置しており、路線の終点近くにあります。

通過する自治体は、島根県が浜田市と邑智郡邑南町、広島県が三次市です。

管理

路線の管理は、通過する自治体を含む各県の県土整備事務所が担当しています。島根県内の区間は、浜田市部分を浜田県土整備事務所、邑智郡邑南町部分を県央県土整備事務所がそれぞれ管轄しています。一方、広島県内の区間（全て重複）は、北部建設事務所によって管理されています。

島根県と広島県にまたがるこの主要地方道は、地域の交通ネットワークにおいて重要な役割を果たしています。多くの重複区間や広島県内の特殊な区間構成など、興味深い特徴を持つ路線です。

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