島津幸広

島津 幸広について

島津幸広（しまづ ゆきひろ）は、1956年10月19日に静岡県浜松市で生まれた日本の政治家及びジャーナリストです。彼は日本共産党に所属しており、衆議院議員として1期の活動を務めました。以下に彼の経歴や政治的な主張について詳しく述べます。

経歴

島津は静岡県立浜松工業高等学校建築科を卒業し、在学中に民青同盟に加入し、同校の3年生時に日本共産党に入党しました。その後、静岡民報やしんぶん赤旗の記者として活動しました。

1995年、彼は第17回参議院議員通常選挙に静岡県選挙区から出馬しましたが、結果は落選となりました。この後も彼は1998年、2001年、2004年の参議院議員選挙に同選挙区から挑戦しましたが、いずれも当選を果たせずに終わりました。

さらに、2013年に行われた静岡県知事選挙にも立候補しますが、こちらも落選。彼の政治キャリアにおいて初の当選は、2014年の第47回衆議院議員総選挙で得たもので、比例東海ブロックから立候補し、晴れて初当選を果たしました。

しかし、2017年の第48回衆議院議員総選挙では再び落選。2020年には、静岡4区の補欠選挙に立候補する意向を示しましたが、他候補との調整により立候補を取り下げました。その後、日本共産党は再び彼を比例東海ブロックの候補者として擁立しましたが、結果的に彼は落選することとなりました。

政策・主張

島津幸広は、自身の政治信念を明確に持ち、数々の政策や主張を進めています。彼は憲法改正に反対し、特に集団的自衛権の行使に対しても否定的です。また、非核三原則を堅持すべきだと強調しています。

経済に関しては、アベノミクスの取り組みを評価せず、長期的に消費税率を現在の10%よりも高くすることには反対しています。さらに、教育の無償化、つまり幼稚園から大学までの教育の無償提供を支持しています。彼は経済競争力よりも格差是正を優先させるべきだと述べ、財政赤字の重大さを指摘し、国債発行の抑制を提唱しています。また、高所得者や高資産者に対する課税を強化する方向性も示しています。

その他に、原発は必要ないとし、過去の村山談話や河野談話を見直すことには反対です。ヘイトスピーチに対しては法律で規制すべきだとし、特定秘密保護法の存在も否定しています。さらに、安全保障関連法や共謀罪法についての評価も否定的です。

彼は、同性婚の法的認知や、選択的夫婦別姓の導入を提唱するなど、家族の形の多様性を重視しています。また、受動喫煙を防ぐための健康政策として、飲食店の原則禁煙を支持しています。

結論

島津幸広は、日本共産党に所属し、多岐にわたる立場を持っている政治家です。彼の主張は社会の多様性を反映しており、国民の生活に密接に関わるさまざまなテーマに取り組んでいます。今後も日本の政治において、彼のような思想を持つリーダーが増えることが期待されます。

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