島田弁護協会

島田弁護協会

『島田弁護協会』は、1992年10月14日から1993年3月24日まで、TBS系列で放送されていたバラエティ番組です。放送時間は毎週水曜日の19:00から19:54までで、全国ネットの枠『ムーブ』内で放送されていました。番組は法律をテーマにしており、司会にはお笑いタレントの島田紳助が登場していました。

番組の内容

本番組は、日常生活で批判されがちなキャラクター、例えば「マザコン男」や「肥満男」、「不倫する男」といったテーマを取り上げ、独自の視点から彼らを弁護するVTRが流れる形式で進行しました。VTRを観た後には、紳助とパネラーたちがそのテーマに対して討論を繰り広げるスタイルが特徴的でした。これにより、視聴者は普段は考えられない視点で社会問題について考えるきっかけを得ることができました。

スポンサーは前番組『わいわいスポーツ塾』と同様に、雪印グループが一社提供を行っていました。この番組が特に注目を集めたのは、放送の末期に行われた企画「お見合い大作戦」です。兵庫県の沼島に住む独身男性が結婚相手を募集する内容で、多くの視聴者の関心を引きました。この企画は後に特別番組シリーズ『沼島の春よ再び!お見合い大作戦』として独立し、沼島以外の嫁が不足している農村や漁村での婚活イベントにも発展しました。

お見合い企画のその後

この特番は2005年頃に放送が途絶えたものの、2011年には『紳助社長のプロデュース大作戦!』として復活しました。しかし、紳助の引退により番組自体は終了しましたが、そのお見合い企画はナインティナインが司会を務める『もてもて[[ナインティナイン]]』に引き継がれ、その後も特別番組『ナイナイのお見合い大作戦!』として続けられています。このように、番組はその後のバラエティ番組に多大な影響を与えることとなりました。

出演者について

司会を務めた島田紳助だけでなく、本番組には様々なパネラーたちが出演していました。参加者は「本気で弁護してほしい」という理念から、自分がどうしても弁護したくないテーマには欠席してもよいというルールも設けられていました。このため、欠席者の席には「欠席」と書かれた赤地に白文字のプレートが置かれることがありました。また、ドラマ撮影などでの欠席には半透明のプレートに理由が書かれるなど、視聴者にその理由を伝える工夫もされていました。

主な出演者には、李麗仙、遠藤誠、佐藤B作、渡嘉敷勝男、大槻ケンヂ、マルシア、南流石、掛布雅之、香坂みゆきなどがおり、彼らも討論に参加し、番組の盛り上がりを助けていました。

関連項目

番組の人気から、後に『おしえてアミーゴ!!』や『特捜!芸能ポリスくん』、さらには紳助が司会を務めた『行列のできる法律相談所』など、似た形式の番組が次々と放送されることとなりました。こうした関係番組を通じて、島田弁護協会の影響がいかに広範囲に及んだかがわかります。

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